第12話⁂碧と信長🅰秀吉🅰家康🅰のたくらみ!⁂

 


 

 可愛い魔法の小鳥ハッピーを預かった四人碧と信長🅰秀吉🅰家康🅰は、早速、翌朝その小鳥に付いて行った。

 

 すると…そこは、何とも奥深い山の中だが、不思議な幻想世界が広がっていた。

 一見すると何とも美しい世界が広がっているが、何かしら……怪しい五つの扉の様なものが有るではないか?


 

 四次元世界の「精霊界」は、メルヘンな世界だ。

 色とりどりの草花が咲き乱れ、鳥や虫たちが鳴いている、とても美しい不思議な世界。 


 その深い森の中は、何かしら……妖精が住み着くような幻想世界が広がっている。

 

 緑の森に赤や黄色にピンクの花々がところ狭しと咲き誇り、木々は青々と生い茂り色とりどりの果実を実らせ、木漏れ日がダイヤモンド💎の光りを放ち、辺りは妖精たちが金色の粉をまき散らして、キラキラ✨金色の雨が降り注いでいる様な煌びやかさだ。

 

 淡いピンクや金色の羽根を付けた美しい妖精たちの衣装は、フリフリの赤や黄色やピンクの花びらの形の衣装で何とも神秘的で美しい少女たちばかり。


 髪飾りは、それはそれは可愛い花を髪飾りにしているが、どう見ても6歳くらいの子どもにしか見えない。そして…妖精の大きさは5~10㎝くらいだろうか?


 ステッキ片手に、まき散らす金の粉は、飛べるだけではなくて、小さな魔法が使えるようにもなる魔法の粉である。金色の粉をまき散らし、花から花へ飛び回る妖精たちの姿は、実に美しいファンタジー世界を彩ってくれる。

 

 地上世界にやってきた植物や物などに宿る妖精たちは、小さな種をぐんぐんと成長させ花を咲かせたり、果実を実らせたりと、地上の世界を美しい楽園に彩ってくれている。

 

 この不思議の森には、赤や青、緑に黄色の色鮮やかな美しい羽根を広げて、飛び回る鳥たちも沢山いる。そして…その美しい森の中を駆け回り……やがて仲間とたわむれ空高く飛び立って行く。

 

 更には、カラフルで色鮮やかな美しい蝶々が、ゆらゆら舞いながら花々に誘われてやって来て花の蜜を吸っている。何とも幻想かつ美しい森が広がっていた。


 そんな何とも美しい森の中で、碧と信長🅰秀吉🅰家康🅰の四人が待っていると、そこにルフィ姫が現れ話し出した。


「五つの扉の向こう側に存在する扉の世界『ファイブドアーズ星』死者が集まる〈冥界王国〉の伴彦左衛門日本人だがとっくの昔にあの世に召されている。略してバビー王。空中都市 〈グランド王国〉のビリー王。紫世界〈バイオレット王国〉のフォード 王。〈巨大植物王国〉のベニー王。 王様の名前が…どういう訳か、バ ビ ブ べの語順になって居るの。あっ!ゴメン!ゴメン!厳密にはフォード 王は、「ブ」じゃなくて「フ」だけどね。そして…我々五人が居る強盗団都市〈ギャング王国〉のジノ王だけ名前が違うのよね?それは私達が今現在生活しているので、偶然とはいえ…紛らわしくなくてよかったわ。全く別のジノ王という名前に偶然なっちゃっただけだと思うのだけど……」


 そして今までの経緯を話し出したルフィ姫。

 その話は8話、9話、10話、11話で説明したとおりだ。


 こうして…ルフィ姫がこのギャング王国に転生した経緯、更にはこのギャング王国のジノ王の企みである、この『ファイブドアーズ星』を乗っ取ろうと画策している事。そして…何故ルフィ姫が「ギャング王国」の姫になったのか分かった碧と信長🅰秀吉🅰家康🅰は、各々自分に都合のいいように思いを巡らせている。


 先ず碧だが(って事は?あの……ジノ王を失脚させて俺がこの星『ファイブドアーズ星』を乗っ取っちゃえば一番おいしい話じゃん?)


 信長🅰は(あのジノ王に付いて行き〈冥界王国〉〈グランド王国〉〈バイオレット王国〉〈巨大植物王国〉に行きたゃ~がや~!そして…わんさか強盗したゃるでよ~!ウッシッシッシ~😁!まだチッコイで…『オオオ怖い怖い😰』人殺しは出来ゃあせんが、強盗に入ったら犬や猫にネズミもおるだら~?ワンワンにゃんにゃん吠えたら困るでよ~…バッサバサ殺したるで待っとりゃ~せ!)


 秀吉🅰は(表向きはジノ王は強盗団だで悪者扱いしとくがよ~😒、あのルフィ姫中々の才知の持ち主、どっちにも上手く取り入ってゴマすっておくでよ~。ウッシッシッシ😁!)


 家康🅰は(先ず最初は、強い方ジノ王に味方して可愛がって貰って……たらふく、うみゃあもん食わして貰うでよ~😋そんでもどうなるか分からんがや~?そんときゃ又強い方に付いてよ~、うみゃあもんたらふく食わして貰うでよ~😁ウッシッシッシ)



 ◆▽◆

 もう王様はルフィ姫にメロメロ💕。

 

 あっ!空中都市〈グランド王国〉のビリー王、すっかりルフィ姫に骨抜きにされた感が有るのだが、この後大変な事態が起こる事になる。


 更には…ルフィ姫、実は…リンゴ婆さんに、いつの間にか小鳥ハッピーを取られてしまっていた。

 身動きの取れなくなったルフィ姫は、このギャング王国で奴隷のように扱き使われるしか手立てはないのか?


 だが……事態は一辺⁈



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