第一章登場人物紹介
重要な人物ほどどうでもいいことしか書いていない、あまりアテにならない人物紹介。
○主人公:
ヤモリの親戚のヒキコモリにして、そしてその近縁種であるイモリの親戚のスネカジリとしてこの世にまちがって生を受けてしまったかわいそうな子。
『獣♡パコパコ学園 〜俺のラーテルは酒池肉林〜』とかいう知能指数が下がりそうな作品の悪役ティガ・ホワイトとして転生するが、性格が百八十度どころか捩率を考えないといけないくらいあっち向いてホイしているので、入学した時点で原作が崩壊してしまっている。というか、そもそも原作をあまり覚えていないのでどうしようもない。
好きな女の子のタイプは、
「昼は清楚で夜は淫乱、天使とサキュバスのハーフで髪は銀髪、出逢いは空から降ってきて、天空の城を探している。あと絶対処女」
とかいうガイキチってるもの。でも、だからって自分を磨いたりはしない。あと下半身がTレックス化している。
◇能力◇
闘獣技我:?
レベル:2
スキル:ヒューマンテイム、コアラ君の権力と財力
キングオブ他力本願。どうでもいいと思っているので、他力本願ですらないのかもしれない。努力しない、頑張ったりしないを地でいく。こいつに能力紹介って必要だったか?
○メルボルンくん:
主人公にその身分をかっぱらわれてしまったとてもかわいそうな子。メルボルン家の三兄弟の末っ子として誕生し、一人くらいは公職につけとくかという父の思惑のもとジャファリ王立士官学校に旅立った。
当初の予定では主人公の良き理解者かつ後見人的な役割を担う予定だったが、神の見えざる手ならぬ本物のゴッドハンドによって退場させられてしまった。学園内に知り合いはおらず、主人公が入れ替わったことに支障はない。……わけがない。
ちなみになぜメルボルンという家名になったかというと、とあるゴッドがオーストラリアの首都を勘違いしていたとかいう噂がある。あくまで噂だけどね。本当の首都はメルボルンでもシドニーでもなくてキャンベラだよ、一応ね。
◇能力◇
闘獣技我:タイプ・コアラ
レベル:1
スキル:超強力握力、毒素分解、木登り。
身体能力的に特筆すべき点はないが、毒素を分解する能力をもつ。また木登りも得意であり、もし学園に在籍していればよき偵察要員として活躍できたかもしれない。……ムリか。だって、空飛べるやつとかいるし。
意外と握力があり、腕相撲をしようものなら握り潰されるレベル。代償として一日最低十時間の睡眠が必要。知能指数は平均以下。
○アチョ:
本名はわからない。本人もわからない。なんなら親までわからない。東西南北中央不敗、天上天下唯一無二のアホ。彼女がいたことがあるが、いつの間にかちがう人になっていたという逸話をもつ。
親兄弟親戚のなかでもずば抜けてすぐれた体格、膂力に恵まれたが、一方で頭脳は底辺をひたはしっている。脳筋家系でも見捨てられてしまうほど。ただ、いちおう人間の範疇にはあるので彼なりに考えてはいる。
主人公とは餌付けされたことで主従関係? を結ぶことになった。これも彼なりの処世術であり、思考回路を外付けしようとしているだけ。ただ、変人な主人公についていけないときもあり、そういうときは他の人に恵んでもらったりしている。でも、その相手もアレだったりするのだが……。
◇能力◇
闘獣技我:タイプ・ダチョウ
レベル:7
スキル:超回復力、超免疫力、超持久力
即死以外はほぼ回復できるのではないかと思われるほどの再生能力をもつ。また、延々と走り続けることのできる持久力をもち、その脚力とあいまって追いかけられると地獄をみる。
武芸方面の造詣は深くなく、とくに一対一の戦闘では格下にも遅れをとってしまうことがある。とはいえ天性の肉体性能だけで十分な力があるので、すくなくともクラス内においては対抗できる人間はかぎられる。
○ミサキちゃん:
本名ミサキ・クウロラ。この学園に目的をもって入学してきたひとりで、主人公のような不純そのものを求めている人間とは対照的なタイプ。
いつもピリピリしていて、しかもどんな相手にも手を抜かないため他の学生からは敬遠されている。とくに巻き巻きドリルのギャル系貴族をギャン泣きさせて以来、クラスのなかでは若干浮き気味。
とても真面目で、いつも本を読んでいることから深窓の令嬢とみられることも多いが、その実大のお笑い好き。それも社会風刺的なブラックジョークをこのむ。子供のころは悪戯好きでしられており、手に負えないクソガキだった。そういう意味では、主人公くんとは相性がいいのかもしれない。
◇能力◇
闘獣技我:?
レベル:3
スキル:?
原作では指揮を担当することが多い。ただ、ストラテジーゲームという性質上実際に指揮するのはプレイヤーなため、設置すると部隊のステータスにバフがかかるという軍師的扱いだった。演出のためか、彼女はもっぱら踊らされることがおおく「ダンサー」なんて呼ばれていたりする。なお、DLCでは彼女の別衣装が実装されている。水着とか、ミニスカサンタとかそういうやつね。盛っているじゃないかともっぱらのうわさ。
真の彼女の能力はその声量にある。通称「イヤー・ブレイカー」と呼ばれ、常識の枠をこえた音量でパンツを脱いで待機していた紳士たちをノックアウトする。鼓膜がやぶれて訴訟に発展したという都市伝説もあったりする。彼女の濡れ場はボイスカット推奨。
○ナインちゃん:
本名ヘロディア・ナインテイル。見た目天使、身体サキュバスを地でいくすごい女の子。総合成績は幸薄イケメン、とある変態についで三位であり、座学から実技、実戦まで隙がない。クラス内をこえて学年、さらには上級生にまでコミュニティを広げつつあり、絶望的なコミュ障である主人公とはくらべるのもおそれおおいほど。
その人気はますます拍車がかかり、さらには上級貴族出身ということもあって眺めるだけで幸せといった空気が形成されつつある。実際、彼女自身が恋愛に積極的ではないためその難易度は最高クラス。主人公のような底辺野郎には、猿に竹槍持たせて旅順を落とさせるのと大差ないだろう。頼まれると弱いというモテ要素を兼ね備えているため、ミサキちゃんのように敬遠されるということもない。
しかし、そんな点を主人公に利用され、小一時間往来のど真ん中で足に縋りつかれた結果チームに入ることを承諾してしまう。また、泊まりがけの行軍訓練などではよく私物がなくなってしまう。うん、それは怒っていいとおもうよ。日頃はクラスの女の子グループに参加していることがおおい。
◇能力◇
闘獣技我:?
レベル:10
スキル:?
東組におけるメインヒロインがミサキちゃんだとすれば、裏ヒロインが彼女といえる。キャラの特徴、大器晩成型の成長、でも最初から比較的つよくイベントも豊富ということで人気は根強い。
なぜか彼女だけダメージ毎に衣装が破けるという設定がほどこされ、彼女のファンはこぞって無茶な戦場に放り込むという鬼畜の所業をなしていたりする。いわゆるエロ担当。百合属性があり、作中だけで都度三回彼女が攻めを担当する。印象の強さだけならミサキちゃんよりうえかもしれない。
○主人公くん(原作主人公):
本名バナード・アジャー。作中において最凶の名を冠する程度にはアタマがおかしく、とにかく敵味方関係なく喧嘩をうりまくる。
某エルダースクロールでおなじみ監獄スタート系男子なので、ちょっとばかり常識にかける。そのうえ髪は真っ赤、態度は尊大、口を開けばDQN用語と退役軍人である先生方も頭を悩ます超問題児だったりする。でも、才能が認められて入学しているため、退学させるわけにもいかない。
凶悪といっていいほど喧嘩っ早いが、根が悪人というわけでもなく、意外にも身内には優しかったりする。連れ込んだ女の子からはいいとこもあるじゃん的な評が多く、一部の人間には魅力的にみえるようだ。舎弟的な人間もつれている。
原作ではもうすこし常識的で、こんなヤンキー言葉を使いこなしてもいなかった。でも、主人公はあまりきにしていない。
◇能力◇
闘獣技我:タイプ・ラーテル
レベル:4
スキル:?
近接戦闘能力、陣頭指揮、いずれも『東組』のなかでは頭抜けた能力をもつ。座学にかんしてはお察しだが、地頭は悪くなく、ずる賢い作戦を思いつくことも。ミサキちゃんが行き詰まった時、彼が無理やり突破するというのが原作のお約束だった。
最大の特徴は勧誘。撃破したモブキャラとベッドインし、仲間に引き入れるという能力をもつ。これこそ主人公たる所以である。全体的な能力もたかく、「俺のラーテルは酒池肉林」を楽しむための素地はある。問題は、ありえないぐらい強力なキャラが多数登場するため、ルートによっては空気になってしまう点。バランス調整やり直せ、とはやりこみ廃人の口癖だったりする。
○三馬鹿:
リス:ジルス
カピバラ:テンジ
アリクイ:ヴァーミリング
リス、カピバラ、アリクイで構成されたチームミサキの主力。アチョが先頭で囮をつとめながら、遠距離兼後方の護衛として彼らが活躍することで一方的に敵を圧殺する。
調子乗りのリス、皮肉屋のアリクイを苦労人のカピパラが諌めるという構図がよくみられる。次章のサイドストーリー主役をつとめる。
○モブA、モブB
モブAは一度ミサキちゃんにクビにされ、でももう一度復帰した経緯がある。モブBは何度もクビにされかかっているが、そのたびに何かしら幸運があって生き残ってきた経緯がある。主人公からは一緒くたに扱われているが、どちらも独自のコミュニティをもち、まったくもって仲良くはない。なんなら嫌いまである。
モブAはミサキちゃん命であり、制服の下に彼女の似顔絵をプリントしたシャツを着用している。
モブBはミサキちゃんのことを恨んでおり、毎日人形に五寸釘をうちこんでいる。また、ナインちゃんラブであり、同じくナインちゃんラブである三馬鹿のひとりと冷戦状態にある。残念ながらどちらも相手にされていない。
○幸薄イケメン、ギャル系貴族:
なぜ彼が幸薄なのか。それは、これだけ名前が出てくるにもかかわらずまだ名前さえ設定されていないからだ。うん、ごめん。次の章ではがんばります。
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