第9話 当たり前に感謝
当たり前を見直す。
任天堂の人気ゲームソフト、ゼルダの伝説ブレスオブキンングダムの開発テーマである。今でこそ同ソフトは絶大な人気を博しているが、ゼルダの伝説シリーズは一部のファンからは絶大な支持を得ているが、マリオのような大衆的なソフトとは言えず、マンネリから売上も伸び悩んでいたシリーズであった。そこで、ゲーム内容の当たり前を見直して作られたソフトがブレスオブキングダムで、多くの方に受け入れられ、大ヒット、ロングセラーとなったのは有名なお話である。
何事も、当たり前と思うと碌なことがない、例えば、仕事で部下が仕事をするのは当たり前と思うと、そこには感謝の気持ちがなくなってしまう。感謝の気持ちがない上司と一緒に仕事をする部下は、何だ!この野郎と思ってしまう。そうするといい仕事になるかと言われればノーだろう。
反対に、部下が仕事をしてくれて”ありがとう”と感謝にお気持ちを持って伝えていれば、部下は気持ちよく仕事をしてくれ、いい仕事ができるようになるだろう。
また、怒りというのは、当たり前から湧いてくることが多いということも覚えておくといいだろう。誰かが何かをしてくれて当たり前と思っているからこそ、何故しないんだと腹がたつ。当たり前と思わなくなると、冷静になぜしないのか?と考えれるようになる。だいたい人が行動しないには、それなりの理由と、そもそも怠け者な習慣がある。思うようにならない人に感謝の気持ちを持って。理由の分析と対応策、または習慣づけを行えばだいたいは何とか思うように動いてくれるようになるもんです。一番大切なのは、感謝の気持ちを持って接すること。
世の中は、当たり前で溢れている。
妻は家事をして 当たり前
夫は仕事をして 当たり前
子供は勉強をして 当たり前
従業員は仕事をして 当たり前
新聞配達員は新聞を早朝にポストに入れて 当たり前
自動車は、走って 当たり前
飲食店は美味しい料理を出して 当たり前
これらの当たり前に感謝してみよう。
妻にいつも美味しい料理、洗濯 ありがとう
夫にいつもお仕事 ありがとう
子供に勉強頑張って、健康でいてくれて ありがとう
従業員に毎日仕事してくれて ありがとう
新聞配達員さんへ、毎朝早くに配達 ありがとう
愛車に、今日も無事に走ってくれて ありがとう
飲食店さんに、美味しい料理 ありがとう
ありがとうと思うだけでなく、その感謝を言葉に出して伝えてみよう。きっとあなたの人生に幸せの風が吹いてくることでしょう。
第9話:人生の塩梅
人生に、当たり前などない。感謝のないことは、驕り昂りで大きなしっぺ返しが必ずくる。驕れる者も久しからず。歴史も証明しています。
塩梅 川口智秋 @tomoaki-k
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