第8話 男、女、恋、結婚
難しい時代になったものである。男はこうあるべきだ、女はこうあるべきだ、というのはナンセンスな時代になった。今から述べようとすることの大前提をまず記すべきと思いキーボードを叩きます。
小生が今から語る男とは、自分自身が男と思っている人の事を言います。小生が今から語る女とは、自分自身が女と思っている人のことを言います。また、もう一つお断りを述べると、今回の表題の男、女、結婚で男が先に来ていることに深い意味はないです。男女ではなく、男、女です。
本題に入ろう。人生の大きな節目、転期といえば結婚だろう。あくまでも節目であり転期である。この項で、結婚をするべき、しないべきを述べるつもりはない。この連載のテーマは、幸せな人生を送るためになのだが、幸せな人生を送る上で、人生を共にするパートナーををつくる、出会うというのは大切なことだと思っている。人というのは一人では生きていけない生き物である。人は助け合いの中で生きていける生き物である。人生を共にするパートナーをつくるという中に、結婚という選択肢があると考えていただければ、今の自由な選択肢のある世の中にも、これから述べる事をご理解いただけるのではと希望を抱いている。
本能という観点から少し話を述べたい。どんな生き物も子孫を残すというのは、DNAに刷り込まれた本能であるというの周知の事実だろう。人間も男は女を追いかけ、女は男を取り込もうとする。備え付けられた本能である。男は女を振り向かすため、格好良くなろうとし、女は男に取り入れられるため可愛いらしくなろうとする。
しかし、人間という生き物は、感情を語源化して、相手に伝える能力を持っている。これが厄介なところは、嫉妬などで、ライバルを蹴落とそうとして、言葉で本能を傷つけてしまうところだ。男の対して「格好つけやがって」女に対して「かわいこぶりやがって」と一度はどこかで聞いたことがある言葉だと思います。これらの言葉は、人として、生物としての本能を傷つける言葉として激しく非難されるべき言葉だと考えています。まあ、確かに勘違いした格好の付け方をする男や、勘違いしたかわい子ぶる女の人がいることは理解できるのですが、できれば(わざわざ言わなくても放置が一番いい)「格好の付け方を勘違いしている」「かわい子ぶり方を勘違いしている」と伝えてあげてほしいものです。
で何が言いたいかといえば、これら本能を傷つける言葉で、本能を傷つけられた男女は、男は本能である女を振り向かそうとする行動を取り難くなり、女は本能である男を取り込もうとする行動を取り難くなっているのが、日本では人口減少に歯止めがかからない原因の大きな一因だと小生は考えています。
傷つけられた本能というのが容易に回復できるものではないのだが、外傷と違い待っているだけではこの傷は回復しない。リハビリが必要なのである。
どのようなリハビリが必要なのか?2つのアプローチが必要だ。
一つ目は、心のリハビリだ。容易ではないと言ったがそんなに難しいことは必要ない。考え方を変えるだけだ。誰が言った言葉かは存じてないが、”考え方を変えれば行動が変わる行動が変われば人生が変わる”は真理であり真実である。どう考え方変えればいいのか。自分はモテると思うことだ。恥ずかしがることはない、あくまでも自分の心の中でだけ、自分はモテると思うことだ。自分がモテると思えたら、外観を変えてみよう。少しでいい、髪型、服装を変えてみよう。少しだが心が躍るはずだ。
二つ目は、異性にアタックすること。アタックに男も女もない。因みにアタックは告白だけがアタックではない。異性に対して好意をほのめかす、示す、伝える、些細なことでも全てアタックだ。怪我のリハビリでも体を動かす、すなわち行動を起こすことが重要であるように、本能のリハビリでも行動を起こさないことには回復は望めない。些細な行動がのちに繋がる。まずは、ほのめかす、示すからでいい。行動してみよう。人生の何かが変わるはずです。
これら2つのアプローチを実行すれば、人生に張りが出てワクワク感に溢れると思う。何もこの項では、結婚を推奨したいわけではない。そこに至るまでの恋を推奨したいのである。もっと活発に多くの人が恋をすれば、幸せな人が増えるのではないか。婚姻率も上昇する。
この連載のテーマは幸せな人生を送るためである。
第8話:人生の塩梅
恋をしよう。好きな人がいることは素晴らしいことだ。恥ずかしがることはない。好きな人に好意を示そう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます