第48話 守れヒーロー!みんなの街!
人間の歴史は戦争の歴史とさえ言われます。
紀元前よりはるか昔から、人類は同じ種族同士で骨肉の争いを繰り返してきました。歴史上の大きな戦争を数えるだけでも教科書ができるほどで、令和の現在をして世界各地で多数の血が流れている現実があります。
わたしたちは『日本』という国に住んでいます。端的に書くためいろいろ端折りまくりますが、日本にいる限りは『日本にとって都合のいい戦争報道』がされます。日本にとって重要でない情報はそもそも知らされなかったり、逆に日本にとって都合の良い、重大なといった枕詞がつくような情報は大々的に、印象付けて報道されたりします。
結果、わたしたちにとって『今起こってる戦争』はロシア・ウクライナ関連のあれこれとガザ地区のあれこれ程度でしょう……実際、世界でどのくらいの戦争が起こってると思いますか?
気になったのであれば、わたしはアナタの好奇心と探究心の背中を押すことにためらいは無いです。英語が読めるならそのまま、読めないって方は翻訳ソフトでなんとかしよう。
クライシスウォッチ
ttps://www.crisisgroup.org/crisiswatch
ワーズ・イン・ザ・ワールド
ttps://www.warsintheworld.com/
地図とグラフィックス
ttps://newirin.irinnews.org/
ヴィジュアル・キャピタリスト
ttps://www.visualcapitalist.com/mapped-where-are-the-worlds-ongoing-conflicts-today/
人はなぜ戦争を起こすのか? ――きっかけこそ様々ですが、それが続く理由は言うまでもなく明らかでしょう。
されたことは決して忘れられないのです。とはいえ、カイゼリンがはたしてそのような理由をもっているのか……アンダーグ帝国とスカイランドが和平を結んだその後いったいなにが起きたというのでしょう?
和平を結んだあと、キュアノーブルがカイザーを手に掛けた。カイゼリンは恨みを込めた視線でそう叫びました。
にわかに信じられない話だけど、まあ当事者がそう言ってるからねぇ。とはいえアンダーグエナジーやら例のカプセルやら、つまり『カイゼリンがいろいろ騙されている』っていう可能性も捨てきれないのでまーだわからんぜ?
まあ、悪堕ちノーブルも見たいけどね。
カイゼリンによりその後の顛末が語られます。和平を結んだ後、民衆の間ではある噂がたちこめていたといいます。
端的に書けば「アンダーグ帝国の王様は長寿なんだって。エルレインが逝っちゃったあとカイザー裏切るんじゃね?」的な感じ。まあ、人間疑うのも専売特許みたいなもんだが、そうねぇ……。
疑心暗鬼ってバカにできないのよ。たとえば野球ってチームスポーツじゃん? ってことは仲間との連携が大切で、あらかじめ組み込まれた動きをそれぞれがやって見事なプレーにつなげるんです。ダブルプレーをとる動きなんかはその最たるものだね。
でも、常日頃から同じ動きを延々と練習して、打ち合わせや話し合いを重ねているような連携でさえミスることがあるんです。初対面の人間とならなおさら連携できるワケがない。
人は他者のこころを感じることができる生き物です。しかしこれ、あくまで『感じる』なのです。アナタ自身が勝手にあの人はこう思ってるんだなと判断してるだけに過ぎないのです。実際相手がどう思ってるかなんてわからないし、どのような気持ちなのかわかるはずがありません。
けど、人は勝手に相手のこころがわかったと錯覚する。ほんとうは自分がそういったこころをもっているのに、その自覚なく「アイツはわたしを嫌ってるんじゃないか?」とか「どうせおれを信じてないに決まってる」などの思い込みを感じ、その思い込みを証明してくれそうな言動のみに着目し「ほらね」と勝手に納得する。
人は他者のこころを感じることができる。しかし、それは同時に『アナタ自身のこころを映す鏡』なのです。
閑話休題。テレテレしたかわいいカイゼリンちゃんのプレゼントを受け取りなぜか素直に喜べてないエルレイン。そこに突然お城の兵士が乱入し、なんかどこぞのUSAのハリーでウッドな映画にありがちな展開っぽくなってきました。
あの国ってほんと正義が好きだよね。あと正義が迷子になっちゃった展開好きだよね。
で、カイザーさんはノーブルの一撃に沈んだ、と。カイゼリンも狙われたがスキアヘッドに助けられ難を逃れたと。胸の傷はその時に負ったということでしょう。
カイゼリンがスキアヘッドに情が湧く理由はわかった。しかしスキアヘッドがあそこまでカイゼリン・ラブだった理由はわからんな。どっちかってとカイザーに対するいろいろな心情が浮かんできそうな気もするが果たして。
エルちゃんの取り乱しっぷりがリアル感あって、なんかイイと思いました。
さて、いよいよ本番ということですかね。カイゼリンはアンダーグエナジーに自らのすべてを捧げました。憎き相手を滅ぼすためならばこの身がどうなっても構わない……ある意味で、その情熱は脱帽ものだね。
カイゼリン・アンダーグは消滅したのか、彼女の身体をした存在は『力そのもの』を名乗りました。あまりの衝撃的展開に腰が抜けるプリキュア一行。しかしオトナであるあげはおねーさんの奮起に震え、彼女たちは『カイゼリン』を取り戻すため己の『力』を振るうのでした。
これにはバッタくんを更生させたプリズムシャワーも儚き存在。なすすべもなく鼻で笑ったカイゼリン?によりあっさり消滅させられてしまいます。
力「見せてやろう、ほんとうの力というものを!」
シュプリーム「ほう?」
あ、プリキュアFが復活上映決まったらしいのでみんな見に行こーね☆
さらに、カイゼリン?はバリアを完全に破壊しようともくろみ攻撃。さらに傷口から多くのランボーグが侵入、青の護衛隊が対応に追われています。
そこで年長者バタフライが作戦を展開。ふた手に別れ、プリズムにカイゼリン救出を委ねます。
ところ変わってバリア内部。住民の避難をすすめるも異空間の門は許容オーバー。護衛隊も必死に戦うが数に圧され気味のようです。そこへ颯爽と現れたバタフライ! ってキッス一撃かよ! さすが歴戦のプリキュアレベル上がってるなー……ちなみにそのキッスわたしにもイッパツいいッスか?
いや、ほらあげはおねーさんオトナだしわたし不審者じゃないですよ?
ウィングがバリア修復を進めているもののなかなか地道な作業だね。あれだ、あの、フォトショで輪郭切り取った後余剰分を手作業で処理してる時の気持ちを思い出したよ。
ラスボス戦ではスカイとマジェスティが時間稼ぎをしているスキにプリズムが霊丸チャージ。カイゼリンが抱えた闇をぶっ放すには相当なレベルの浄化パワーが必要っぽいですね。
そうしてる間にもどんどんバリアが破壊され、とうとう地球に空いたオゾンホールが如く大きな穴がポッカリ。囲まれ大ピンチのウィングたち。
このまま絶体絶命か? ――ってときになつかしい声が!!
え、マジ? ホントにマジ? いやスタッフさんよ、ここで歴代ヴィラン再登場の流れはアツすぎるだろ!!
やべぇ、マジで心の涙ドバドバなんですが。いや、感動はいいがちょっとまて、おまえのおなら浄化作用アリってどういうことだよ? プリキュアにのされて腸内環境変わったのか? ハラん中善玉菌だけになっちゃったのか? それはそれで問題だと思うぞ?
いや、なんにしてもおかえりカバトン! 一週間分の腸内ガスは草。みんなはしたくなったらすぐおならすんんだぞ! 肛門は気体だけ選別して出してくれるし、腸内に溜まったガスは再吸収されて体臭の元になっちゃうからね!
そしてさらにミノトンも登場! これで純粋な戦力は整ったぜ。まーた相変わらずすばらしすぃ~身体してるわさわりたい(不審者
「鍛えたら光った」は草。
バッタモンダーはあろうことか好き勝手やったシャララ隊長の前に現れとるし。おまえ将来オオモノになるわ。いやもうなってるか。
褒められてないけど本人が「褒められた」言うてるから無問題。シャララ隊長の言い方もなんかいいね。
アンダーグ帝国のトンネルも移送能力に限界があるようだけど、まあ無いよりマシってヤツよ。スカイランドもアンダーグ帝国も、内包する力やら技術やらは似通ってるんだよなー。
夢はひろがっていく。はじめは小さなものでも、それが新たな夢につながりどんどん新しい夢と出会っていく。夢を追いかけていくうちに、気づいたらなんか空を駆け抜けていた――だからこその『ひろがるスカイ』なんだろうね。ツバサくんの言葉が、今作のテーマを言い表しているような気がします。
バタフライの補強シールドにたすけられ、ウィングがすべての傷を修復しました。そのあとのふたりのやりとりといいほんっとおにあいだなぁと思いました。
――姉さん女房は苦労するぞ(ボソッ
じゃあクライマックスいきましょ! プリキュアの精神攻撃とプリズムシャインにより、カイゼリン?のこころの奥底にある『カイゼリン』の存在が解き放たれます。
あれ? なんかあっけない幕切れじゃない? ってか今月いっぱいで終了ならあと2話ぶんやるはずだよね? なのに今ラスボス倒すん? ――あっ。
って察した瞬間
次回予告。これがホントのホントにラスボスのようです。スキアヘッドが生きてた理由が気になるっていうか、おそらくあの消滅こそカイゼリンをアンダーグ帝国の王に仕上げるための策だったのかもしれないが、まーやってくれましたわあのハゲちゃびん。
しかし待て。こうなるとノーブルがカイザーをヤッた理由がわからん。いや、まあほぼほぼスキアヘッドというかアンダーグエナジーによって捏造された記憶ってことが確定したけどもうそれでいいよね?
プリキュアたちはスキアヘッドを打ち破ることができるか? カイゼリンの安否は? そして今までさんざんっぱらワルいことしてきたアンダーグ幹部たちの処遇は? 気になることばっかでこの先が待ち遠しい! 今後楽しみにやっていきましょう!
エル「わたしのこと誘拐しようとしたよね?」
カバトン「え?」
パパママ「トンカツの具材刑で」
カバトン「え?」
ソラ「シャララ隊長にヒドいことしたよね?」
バッタ「いや、それはもう許しあハズじゃあ」
シャララ「わたしはまだ許してないぞ?」
バッタ「ヒィ! 許してくださいなんでもしますから!」
ましろ「ん? いまなんでもするって言ったよね?」
バッタ「お慈悲ィ!!」
カイゼリン「おまえ仕事しろよ、エルを攫ってこいつったんだよ」
ミノトン「いや、プリキュアが強かったのでつい」
ソラ「すっごい筋肉、あこがれちゃうな!」
ましろ「やめて」
――まあ、そんな未来が訪れることを祈りましょうか。今作ももうすぐ終わり。寂しい気持ちはありますが、物語が終わるからといってソラの戦いが終わるわけじゃありません。
アニメが終了しても、プリキュアたちの人生はまだまだ続いていきます。オッサンはそんな希望あふれる女子中学生たちの未来をこころの中で描いていきたいと思います。
今回もたのしいたのしい30分間でした。クライマックスにつれどんどん感動的な展開が繰り広げられていくね。
プリキュアからもらった元気を胸に、また一週間はりきっていきましょう! アナタの人生に幸あれ!
PS:共テどうだった?
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