第47話 さよなら一番星!プリンセスのめざめ!
空を見上げたときさいしょに見える星を『一番星』と呼びます。とても明るく目立つためすぐに見つけることができます。
星の明るさは『等星』という単位で表します。いちばん明るいのは一等星。それから二等星三等星と明るさが薄れていきますが、星の明るさは地球からの距離と、その星自体の輝きによって決まります。
より近く、より強い光を放つ星が一等星になるということだね。ちなみにもっとも明るい一等星はおおいぬ座の星『シリウス』です。じゃあ一番星もこやつなのか? と問われるとそうではありません。空を漂う惑星だって、わたしたちにとっては星となります。
宵の明星。宵とは日が暮れた夕暮れ時を表し、そこに明るい星が現れる。この別名として有名な一番星の正体は『金星』です。
日没後、西の空に現れる金星の輝きがそれです。金星は惑星であるため毎度同じ場所にいることなく、たとえば太陽が昇る前の明け方に東の空で輝く場合もあります。これを明けの明星と呼びます。
夕暮れ時、ふと西の空を眺めてみてください。夕日のオレンジをバックに輝く星があれば、それは金星です。きっと金運アップになるよ! しらんけど。
さて、本日はそんな一番星との別れなのか? っていうエピソードですね。前回の次回予告でプリンセスふたりっつーナゾ現象を見せつけられたけど、本日はどのような流れになっていくのでしょう? 楽しみに視ていこーね。
パパママに囲まれて幸せに眠るエルちゃんかわいい。基本離れ離れで暮らしているからこそ、こういう瞬間はエルちゃんだけでなく両親にとってもかけがえのない時間でしょう。
が、それに水を差す何者かがいる模様。エルちゃん寒い中お外に出ちゃってだいじょーぶ?
前フリなしにいきなし一番星の正体が判明しました。なんと以前登場した300年前の王女『プリンセス・エルレイン』その人でした。
な、なんだってー! ――いや、話の流れからだいたいそんな感じではあったけどって、え? あ、エルちゃんノー変身でオトナ形態になっちゃったよ。今後はソレでやってくつもり?
子どもの成長を見届けるのが両親の楽しみなんだけどなぁ……いやまあ、血がつながってるわけじゃないけどパパママにとってはそりゃあもうホントの家族だよね。ちなみに、エルちゃんくらいの年齢になると『エレクトラ・コンプレックス』がムクムクしてくる時期だと思います。
ほら、おんなのこがある時期になると「パパとケッコンする!」って言い出す時期あるじゃん? アレです。女児がパパに強い愛着っていうかヤンデレ的な独占意欲をもってママに対抗意識をメラメラさせちゃう感じ。もとはギリシヤ神話のエレクトラ女王にまつわるエピソードをもじって心理学者のユングさんが提唱したものだけど、まあファザコンとは別の概念なので勘違いせぬよう、どうぞ。
なお、これの男性版『エディプス・コンプレックス』もありますが脱線しすぎるので詳しくは各自でググってみてください。
さて、プリキュア勢がナゾの光を察知してエルちゃんの様子を観に行きました。
ソラ「エル……さん?」 は草。
エル「わたし、おっきくなっちゃった!」 はどこぞの手品師を思い出した。そういや最近見てないなぁあの人。
あまりの驚きにエルちゃんちょっち声がかすれ気味なのいいね。なぜツバサくんがああいう態度をとったのかわからん。ちょと顔が高揚してたからそういう要素をスタッフが用意したのかもね。
さて、プリンセス・エルレインはプリキュアたちも招待しました。アゲー言うてるエルレインかわいい。いやああ、そりゃあ300年も空から見守るだけだったら性格もたしょー変わるよ。どこぞの幼稚園児が主人公の映画だとずっとタマタマ奪われてたヤツがオカマになってたしね。
ふと今思った。ひろがるスカイってのはエルレインが見守ってる的な意味も込めてたのかな?
感動の再会といきたいところだけど、残念ながら事態はそれどころではない模様。なぜ和平を結んだはずのカイゼリンがあんなんなっちゃったのか? ソラたちはそれを尋ねるも、エルレインもそれ以上のことをまったく知らない模様。
カイゼリン「お誕生日おめでとう。これ、自分で作りました」 ――やべぇ、このシーンめっちゃかわいかった。が、しかしある日突然一方的にどこぞへと消えたと。で、年老いたエルレインは自らの力を振り絞って一番星となり、マジェスティ・クルニクルンを残したと。
ってことは役目を果たした時消えてしまうんやなぁ……っていうのは察するとして、しっかしこの流れはやっぱハゲメガネおまえラスボスだろ。なんかいい感じにアレしてカイゼリンのこと誑かしたな?
さて、続けてオトナ形態のエルちゃん紹介コーナー。なんと新体操をあっさりできちゃうくらい成長したようです。実際はハネやすく衝撃吸収に優れた床でやるんだけど、エルちゃんはそんなことせんでもできちゃう模様。これは全員満点ですわ。たいした助走もなしによーやるね。
さらに怒涛の設定回収。エルちゃんはエルレインが300年かけて力を溜めた結果誕生した赤ちゃんであり、それらすべてを注ぎ込んだ結果、エルレインは消滅してしまうと。おいおい感動の再会のあとすぐこれかよ涙腺が間に合わねーって。
エルちゃんはどうなるんだろう。たしか物語序盤でいずれ返してもらうとかなんか言ってたような気がするけど――そんときゃここまでの展開が予想できずに気が変わったとか? いや、そもそも記憶があいまいなのでそんなこと言ってないかもしんない。これはちょっと過去の感想を読んでかないといかんわ。
パパもびっくりっつーかショックだよな。これから成長を見守っていい子いい子してくつもりだったのがいきなり成人だもんなー。
っと思ったらガソリン切れでおこちゃまになるパターンだった草。これ今後のプリキュアオールスター的な映画でネタにされるぞゼッタイ。
一方ヴィランのターン。さーてカイゼリンちゃんはどうしてこうなったんだか。傷の修復してるって理由でアンダーグエナジーカプセルに入ってるっぽいけど、傷自体はスカイランドにいた時点で治ってるっぽいし、なんだかそのカプセルほんとに治療用なの? ってツッコミしたくなる。
ほんとにそれ回復装置なんでしょうかねぇ?
スキアヘッド「アナタを守るためならば~」 ――このセリフの前に「今の」ってつきそうで困る。そうなるとその愛ってのも偏愛になっちゃうのですがそれは。
さて、ここでスキアヘッドが用意したのはパワーアップ版ではなく通常のランボーグ。量産しての戦いですが今のプリキュアは充分レベル上がっとるし通常戦闘でどうにかなるのでヘーキヘーキ。成長したなぁあのころはヒーヒー言ってたのに。
そのスキをついてバリアを破ろうとしてたハゲにスカイとマジェスティが拳イッパツ。で、昨今は当たり前になりつつあるプリキュアによる精神攻撃がはじまります。
「わたしたちのチカラは――ググッッ――みんなを守るためのものだから」
姉さん、ちょっと言葉の合間に説得力のない効果音が入ってるのですがそれは。
もはやこれまで。そう確信したスキアヘッドはまさかの自爆を選択。ふたりを自らごと結界に封じ込め、己共々消し去ろうとしました。
が、とっさの判断で、マジェスティがエルレインから授かったチカラを使いマジェスティ・ベールを発動。事なきを得たものの、自爆技を使ったスキアヘッドはもはや手遅れの状態になっていました。
「チカラがすべて。ゆえにチカラがないものは、かくも惨めで悲しい」 ――その言葉をカイゼリンに残し、スキアヘッドは消滅してしまいます。理想論を書けば間違いだ、としたいところですが、個人的にはスキアヘッドの言葉はある意味核心とついているというか一理あるというか、おそらく間違いではないという表現がもっともシックリくるのかもしれません。
彼にとってはまっすぐな気持ちで、まっすぐな言葉だったのでしょう。カイゼリンに対する忠誠、アンダーグ帝国の一員としての姿勢はある意味あっぱれでした……っていうかおまえラスボスじゃなかったんかーい!!
いやマジで? これはわりと衝撃的というか予想外だったわ。ふつーにカイゼリン更生からのスキアヘッド大暴走パティーンかと思った。
その後、スキアヘッドを失った怒りを胸にカイゼリンが登場。ソラの「アナタがきちんと話してさえくれれば、こんな終わり方にはならなかったかもしれないのに!」という言葉が胸を突くなぁ。ソラちゃんが他人を責めるシーンが少ないからか、いろいろな感情がフクザツに入り乱れているソラの表情がまた哀愁を誘うというか……こういうの、とてもむずかしいね。
んで、ここで衝撃的な事実がカイゼリンから明かされます。なんと、和平を結んだにも関わらず、プリンセス・エルレインはカイゼリンの父カイザーをヤってしまったとのこと。
――ちょっとエルレインさん? なーにが「わたしなにもしらなーい☆」だよアナタもそーとーいろいろ隠し事してんじゃねーか。実際そういう事実がなかったとしても心当たりあるならきちんと教えろやポンコツ姫。
いや、まあエルレインですら知らぬ真実があるかもしれんね。そもそもアンダーグエナジーとはなんなのか的なアレコレもあるし、それらは次回以降明らかになっていくでしょう。今年のプリキュアはどこか整えないというかハッキリさせないっていうかそういうトコあるね。ヒーローを掲げるプリキュアとして狙ってるのかもしれないけど、それらの考察はガチ勢に任せます。
今回もたのしい30分間でした。いよいよクライマックスにさしかかり、正義と悪、街全体を巻き込んだバトルが繰り広げられるでしょう。
アナタも私生活で様々なバトルを乗り越えてると思います。ちょっと疲れたてもプリキュアからもらったゲンキを胸に、今日からまた一週間乗り越えていきましょう!
アナタの人生に乾杯!
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