第35話 助っ人ソラ!エースとヒーロー
やきうのじかんだああああああ!!!!!
いやーやってきました野球回。わたし自身野球少年でしこたま白球追いかけてきた故とても楽しみにしております。
まさかとは思うけど「わたし野球しらなーい」って方いないよね? いるわけないよね? しらない言うて基本的なルールやイメージは湧いてると思うし、アニメ中でもたっぷり紹介されると思うので割愛しときましょう。果たしてソラちゃんはどのような助っ人選手になるのか、早速視聴していきましょう! ――バースの再来だったらええなぁ。
ソラちゃんの身体能力については序盤で明らかになったように、まあどの運動部を彼女に目をつけてるんでしょうね。サッカー部、バスケ部、バレー部、テニス空手セパタクローとまあ人気でございます……セパタクロー? まじで?
えーっとセパタクローのイメージは『足でやるバレーボール』です。東南アジアで誕生し、バドミントンと同じコートを使用し、ハンドボールくらいの大きさで中身スカスカ&軽いボールを使ってやります。
人数は3対3。わりと激しい動きのある『空中の格闘技』らしいですよ。興味ある方はぜひ――いや中学校の部活であるんかこれ? たしか競技人口万いってなかったはずだけど。
なにはともあれソラ氏の人気っぷりはお墨付きだね。彼女をその気にさせるにはヒーロー部をつくるしかないね!
と、昼食中のソラの前に現れたのは女子野球部の『タマ・カナコンビ』こと『しのみやたまき』あんど『おうぎかなめ』バッテリーがご登場。どっちもそのままの名前で草。しのみやは野球における四つの塁で宮だから『四宮』でいいんかな? んでキャッチャーは野球場を俯瞰的に見た扇型のかなめの位置にあるので『扇の要』と呼ばれてるからこんな漢字になるね。
ソラシド学園は女子野球部が強いのかぁ、そうか、いいなぁ……そういう学校に入学したいなぁ。おっさんだけど。
女子野球部さいきん増えてるんだよね? 野球のスポーツ人口が減ってるのでこの流れは野球好きとしてはありがたい。女子プロ野球もどんどん盛り上がっていただきたいところです。
で、さっそく勧誘に――コーチって、はい?
いやまあ次回予告で知ってたとはいえコーチなの?
他のスポーツは知らんけど、日本の野球はクラブチームでもない限り少年野球は保護者が監督コーチになり、中学校が先生が監督コーチを務めます。ソラシド学園は学園だから私立だよね? ってことはある程度資金力というかお外から監督コーチを雇ってる可能性があるけどそこんとこどげん?
部員は断るがコーチは受諾するソラのヒーロー魂よ。
さて、強豪女子野球であるからしてなにを素人のソラに頼むんだという問題。どうやらエースたまきちゃんのヒジに問題があるようです。これは野球少年によくある問題ですねぇ。
学童野球は基本『変化球禁止』です。ただボーイズリーグとか運営によっては変化球オッケーの場所もあります。まだ身体が出来上がってないうちから変化球を多投すると当然ヒジにも負担がいきますよね?
昔ほどじゃないにしろ、今のスポーツだって激しい練習量をこなしていることでしょう。強豪チームとなればなおさら。今の時代エースだけじゃなく2番手3番手も鍛えんとアカンですから、ソラちゃんを練習相手としてバシバシ鍛えたいってのがあるんでしょう。
――プリキュアになって参加してあげたらいい練習になるんじゃないでしょうか。
おぅ! かなめちゃんイケボやないかい。これは将来タカラジェンヌじゃね? っていうか声優さんそういう方だったりする?
「やきゅうってどんなスポーツですかぁ?」 ――ソラちゃんの純粋さに乾杯。
野球を知らぬ娘にピッチャーをやらせる強豪野球チームがあるそうですよ。いやまあそれだけソラのポテンシャルが優れてるってことでひとつ。まあ野茂英雄氏さながらのトルネード魅せつけられたら「野球やらない?」ってなるわな。
油断してたとはいえ正捕手がヒザつくってどんだけのスピードなんだろう。まあアニメだからアレだけど、実際野球ってフィジカルである程度のクオリティを出すこともできます。だから小学中学は技術より身体が優れてるヤツ、あとセンスがあるヤツのほうが活躍できちゃったりするんですよね。ただ高校生くらいになるとそれに加えて技術面の差が如実に現れてくるので――フィジカルに頼るプレイスタイルは維持が難しいです。プロ野球選手でも30代前半でガクッと成績を落とす方がいたりするんですよね。
どんなスポーツもフィジカルとスキルを並行的に鍛えてかんとね? ――ランニングのかけごえ「ワッショイ!」は草。そりゃあバッタくんも「なぁにがワッショイだよ」ってなるわな。ちなみにわたしがやってたときは――
3年生「いっちに!」
1.2年生「いっちに!」
で、後からひとりが声だしてみんなで続く的な掛け声になっていきましたね。まあチームによります。
野球部がヒィヒィ言いながら重り持ってんのにソラちゃん笑顔なのやばい。やはりスカイランド人は戦闘民族のようだ。練習風景は野球部時代を思い出させてくれてなかなかイイ感じですね。ゴロ捕球から送球への流れは野球経験者ならだれもがイヤッっつーほど練習したはず。ノッカーにボールを渡すの遅れて叱られたりした思い出が蘇ってきたわいやーなつかしい。
たっぷり動いた後はたくさん食べなきゃだね。
???「おにぎりは?」
昼食中、たまきかなめペアが今回の経緯を語ってくれます。エース不在はなかなかのダメージだよね。チームにしても大きな痛手だし、それを知ってるからこそ彼女はなんとか手を打とうとしたのでしょう。スポーツをする以上ケガはつきもの。だれのせいでもなくチームみんなの課題として取り組む姿勢があったからこそ、彼女たちはソラという人間に行き着いたのでしょう。
こういう関係、大切にしていきたいね。ちなみにだけど、なんとなーくBGMが甲子園のアレに似てる気がするのはわたしだけですかね?
野球のエースはチームを護るヒーローかぁ……言い得て妙だね。
野球ってスポーツはピッチャーが球を投げてはじめて動きます。打者に打たれないよう考える必要があるとはいえ、基本はピッチャーが好きな球を好きなように投げることができます。そういった要素もあり、説によっては『ピッチャーが勝負の9割を決める』とまで言われていますね。
しっかし中学生時点で手術かぁ……これ本人の問題じゃなく監督コーチはなにをしてたんだ? って話になってくるなぁ。笑顔で病状語ってる場合とちゃうぞ顧問さん?
野球肘ってのはボールを投げすぎてヒジがおかしくなったヤツです。とくに成長期にボールを投げすぎると関節や靭帯、骨へのダメージを生じやすく、軟骨や骨が剥がれちまったりすると最悪彼女のように手術せなアカンくなるか、もしくは二度と野球ができなくなるような状態になる場合もあります。
ボールを投げる時って、実はまっすぐきれいに腕ヒジを振り下ろしてるわけじゃないんですよ。さいしょは空手チョップする的な形で腕を振り下ろし投げる時は手のひらを相手に向ける形に、最後はてのひらが自分の身体と逆側に振り下ろされるので、まあ腕ヒジをひねって投げてるイメージになります。それを小学中学と続けてくワケですから――監督コーチはしっかり選手たちの体調管理をする必要がありますね。
予防法は純粋に『投げすぎない』一択です。もし野球ヒジの症状が見えたらすぐノースロー調整にしましょう。詳しくは病院とか専門機関が提供する情報を参照してね。
日本整形外科学会
ttps://www.joa.or.jp/public/sick/condition/baseball_elbow.html
よく『高校球児に投げさせるか否か』的な問題が取り沙汰されるよね。プロを目指してるワケじゃなく、その人にとっては高校野球で終えるつもりでやってるんだという意見もありますし、わたし自身その想いを否定するつもりはありません。
が、まあ、そうねぇ……人間ってその瞬間の気持ちを優先して後々のことを考えられなかったりする生き物なのでねぇ……人生の選択は慎重にやりましょう。
プリキュア勢のみなさん、お世話になった野球部の当日応援に向かうようです。試合当日と手術の日が重なったたまきさんの分までたっぷり応援せんとね!
これ野球だけの伝統なのか知らんけど、野球部の応援ってけっこー保護者全体をまきこんでやったりするんですよ。太鼓代わりにペットボトルにビーズ詰め込んでバチバチ叩くとか実際の太鼓を引っ提げてくるとか保護者のなかになぜか必ずいるメシ屋がみんなの弁当作ってくれてるとか、まあわりと至れり尽くせりな感じ。そういった環境だからこそ野球やってる人って定型文のように「みんなの助けがあって〇〇できました」的な文言を言ったりする。これもひとつの文化なんやろなぁ。
さてやってきました『ソラシド市営球場』。わりと立派な佇まいで草生える。
っとここで問題発生。なんと手術予定のたまきさんが病院を抜け出した模様。応援に駆けつけたプリキュアたちは急遽たまき捜索隊になることに。ツバサはプリキュアになって空から、ほかのみんなは陸路で聞き込みをしつつ捜索していきますがこのタイミングでヴィランのターンですよ。
野球好きなんだもの、彼女の行くところ言うたら
心配するソラに対し、たまきは想いの内をぶちまけます。自分の気持ちなんかわからないか……たしかにそう思う気持ち、わかります。
自分、弱小とはいえ野球人であったので――強豪エースとして優勝経験もあり、中学生のうちに野球肘になるレベルで練習してきたほどの方だから、そこにどれほどの時間や労力をかけてきたのかは察するに余りあるところ。ただしひとつだけカチンときちゃったわ。
「自分のせいでチームが負けちゃうかもしれない」ってのはちょっとわたしコーチモードになっちゃいましたね。テメーがいないと勝てないとかどんだけ傲慢なんだと。チームメイトのこと信頼してねーのかとなんか感情的になっちゃったわ。はい、子ども向けアニメにマジになっちゃうおっさんがここにいますよっと。
この流れでヘッドさん空気読めってさすがに。今回はキャッチャーミットとピッチングマシンが生贄になったわね。さて遠距離攻撃に球を受け止める防御力をどう切り抜けていく?
あ、変身シーン見せちゃう感じ? ――なるほど、彼女の気持ちがよくわかるからこそ自分のありのままを見せる的なアレね。
ましろんが「似てる」って言うの納得できちゃうわ。
「わたしはひとりじゃない」 ――この言葉が彼女の胸に深く刻まれることを祈りましょう。戦いのほうはというと、案の定プリズムのグミがキャッチされたりしてるがなんとか応戦。そしてプリズムからグミをキャッチしたキュアスカイ!
今までのスカイならいざしらず、助っ人野球部コーチとしてフォームを鍛えられたスカイのボールはそりゃあもうアレよ? ちなみにキュアスカイがやったあのフォームはいにしえの名作野球マンガ『巨人の星』主人公星飛雄馬が生み出した『大リーグボール2合:消える魔球』でございます。気になった方はググッてみてね。YouTubeとかに切り抜きあるのかもしれない。
プリキュアと号泣、ヒミツを共有した女子友はカタい絆で結ばれる、女の友情ってのは無限大なんだぜ(なにが
エピローグ。おそらく大会決勝っぽい雰囲気のなか試合が行われています。中学野球だから7回が最終回。5対4リードで2アウトのフルカウント、さらにランナー満塁とかめっちゃ痺れる場面なんですがそれは。まあ相手チームも緊張してるだろうからお互い様よね。
しっかし対戦相手桃空ってなんだか『フレッシュプリキュア!』を思い出すなぁ、いや主人公の名前が『桃園ラブ』だからさ。
一球投じたあの時のボールの描き方、縫い目の角度からしてストレートではないな。昨今の流行りを考えるとツーシームかチェンジアップ、大穴としてシュートもあり得るか?
なんにしても、彼女たちは見事勝利を納めたようです。かなめセンパイに大きなプレゼントになったね。野球に限らず、多くのスポーツはチームプレーなのです。互いに意思疎通し、互いの動きを合わせ勝利を目指す。それも互いの信頼関係があってこと。とくに野球は1プレーごとにいくつかの作戦が考えられるので、そういった綿密なコミュニケーションが必要とされます。この勝利はたまきとかなめだけでなく、女子野球部全員で掴み取った勝利ってわけだね。
アナタはどんなスポーツしてますか? 運動経験が無いって方、ぜひとも草野球チームに入ってみてください。運動不足解消にもなるし、たのしく野球をしていろんな人と巡り合うこともできますよ?
っと、エンディングがまた別バージョンになってるようです。いいねこれ! たしか映画のクライマックスで使われたた音楽で、もうすげー勢いで描写が展開してくもんだからいやぁ心が圧倒された記憶があります。こういうの魅せつけられるとまた映画館に行きたくなっちゃうわ――やべ、ガチで行きたくなってきた。
うん、心のすみっコに覚えておこう。
次回予告。いつもアゲアゲなあげはさんが珍しく落ち込んでるようです。そこでツバサくんがいらんことを言いやがったオイトリ公「最強の保育士ってなんですか?」は禁句だろおめー焼き鳥にすんぞ?
次回はあげはさんが大人の階段を駆け上がってく展開になりそう。まあ彼女は現時点で目標に向かって前進してるからね、どんなカベが立ちふさがったってみんなの助けでアゲアゲ駆け上がってけるからね。
いやー今回も楽しい30分間でしたね。大好きな野球が絡んでるだけにとても楽しく視聴できました。今週もプリキュアと女子野球部から頂いた元気を胸にたのしくやっていきましょう!
草野球やらない? たのしいよ? アナタの運動不足解消に乾杯!!
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