第36話 あげは、最強の保育士失格!?

 昨日、待ちわびていた『キボウノチカラ~オトナプリキュア'23~』が放送開始されました。


 『ふたりはプリキュア Splash☆Star』、『Yes!プリキュア5GoGo!』に登場したプリキュアたちがオトナになり同窓会的でえんやこーらするなか、互いの進路や現在について語り合う内容となっていることでしょう。わたしはまだ視聴してませんが、本日中に観てみようと思います。カクヨムなどWeb小説で感想を書くことはせず、純粋な趣味として楽しんでみようかなと。


 いやまあも趣味なんだけどね。


 わたしは『スマイルプリキュア!』からの新参者で、過去作をすべて視聴するようなガチ勢でもありません。ってことでこの2作を見たわけじゃないのだけど『プリキュアが大きくなって酒を飲み交わす絵面』ってのがなかなかおもしろく、現状放映中のソラやましろもいずれ酒をしこたま呑んで酔っ払う日が来るんだなぁと奇妙な感慨に耽ってしまいました。


 あ、あげはさんはあと2年待っててね。


 さて、今回はあげはさんをメインに据えた物語になるようです。最強の保育士を目指す彼女がはじめて味わう挫折とはいかなるものか? さっそく視聴していきましょう。




 赤ちゃんがプリキュアになれたんだから幼稚園児だってプリキュアになれるんじゃね? ってことで開幕そうそう『プリキュアファイブ(年齢的な意味で)』が大活躍しております。あげはさんは悪役らしく「やられたぁ~」とまあしっかり保育士やってるね。


 が、オトコノコにはすぐヤられる怪獣は物足りない模様。その気持わかるわぁ。ただね、たけるくん。あげはおねーさんがプリキュアだってのはヒミツなのであまり言っちゃめっ、だぞ。


 子どもは3歳前くらいから『ウソ』を覚えるのでたけるくんならだいじょーぶでしょう。一方、トンネル作りに精を出していたオトコノコが工事失敗したことを悔やんで泣いております。オトナがそれやったら損害賠償モノだけどキミはだいじょーぶだぞ。


 わたしも近所の公園でやってたなぁ……ちょっと濡れた土でやるとかんたんなんだよね。


 がんばるオンナノコは食べまくるものさ。それがエネルギーじゃなくおなかに溜まらんよう気をつけてねみんな! 実際、基礎代謝的な意味で最もエネルギーを使うのは中学生あたりでそこからは落ち着いてきます。とはいえ活動代謝はアナタの学業部活や仕事私生活などに左右されますので、ぜひともアナタの活動量に見合った食事をもりもりやっていきましょう。


 あげはおねーさんの寝言に起こされた鳥、さすがにオトナの女性を担ぎ上げる腕力があるわけでもなく、しゃーなしに床に寝てる彼女に毛布を被せてあげます。これは紳士鳥、わたしも見習わなければならないな。いやだってそうでしょ? わたしがツバサくんの立場だったらそりゃあもう(ry




 朝のあいさつ中、どこかたけるくんの様子がおかしい模様。聞くところによると突然引っ越しが決まったらしい。なるほどなぁ。


 こういう時「みんなとお別れすることになって寂しいんだろうなぁ」と想像するのはかんたんですが、人間のストレッサー(ストレスを感じる部分)は千差万別なのでたけるくんが何に対しストレスフルなのかはまだわからんね。ストレス研究だと『環境の変化』ってたとえドキドキワクワク気分でも大きなストレスになります。出会いや別れ、そnほかモロモロの諸因が重なって本人にもわからなくなった結果『なんとなく意気消沈してる状態』なのでしょう。


 こういう時、元気づけてくれるともだちがいるってステキだと思わない?


 あげはさんの言葉に心なく応えるたけるくん。自分のこどもがこういう状態になったとき、わたしだったらどう声をかけるだろうか――黙ってそばに居るくらいしかできなさそうだけど……いやその前に子どもどころかいっしょに子どもこさえてくれる相棒すらいないんですけどね?


 これにはさすがのアゲアゲおねーさんですら対応が難しい。みんなに相談してる中、ふとツバサくんが「最強の保育士とはなんぞや?」と問いかけます。あげはさんはふと空を見上げ、語りだすのでした。


 ようちえんじのあげはちゃんかわいい。


 彼女もまた、家族の分裂という大きなストレッサーを経験して塞ぎ込んでしまったようです。そんな彼女に当時の保育士さんはやさしく微笑みかけて――こういう話、良いよね。


 ストレス耐性は人それぞれよ。保育士さんはたくさんの子どもたちを世話するわけだけど、なかにはほっといてもえんやこーら遊びまくってウルトラハッピーな子もいれば、しっかり寄り添ってあげんと自力で立つのが難しい子もいる。あげはさんやたけるくんのような子もいる。そういうのをしっかり見極めて、その上で支えになって上げるのが保育士さんってことなんでしょうね。


 あれ? じゃあもう全員『最強の保育士』なんじゃね? あげはさんの心意気ももっともだけど、ぜひ自分自身の心身を労ってほしいものです。なあトリ公?




 さて、あげはさん今日もたのしくお仕事ターイム、と思ったら焼き鳥もカバンに潜んでおりました。よく入れたなぁソコ。でもって恥ずかしいセリフを勢いで言っちゃう少年とかいうサービスシーン、わたしのココロにもわりとぶっ刺さりました。今作、なにげにツバサくんの成長もまた楽しみだったりするのです。映画でもかっこよかったしわりと好きよ、こういう少年。


 野球教えたいなぁ。


 最終日ということで、なんとかたけるくんを元気づけてあげたいあげはさん。忙しい仲親切な仕事仲間に助けられなんとか年長者クラスのお世話をすることに。これは同僚グッジョブやで。


 こういう職場環境ステキだよね。アナタのトコはどうッスか?


 雨のなか、残って砂遊びをするたけるくん。その姿に何を思ったのか、あげはさんもいっしょに手を土に濡らしていきます。別れ際の思い出話はわたしのココロにぶっ刺さるからやめてくれませんかね?


 別れの時ってさぁ、行ってしまう側より見送る側のがギャン泣きするってあるあるよね。トンネル開通して手ぇつなげる演出とかもうやめてくれませんかねぇ? わたしの涙腺にも限界ってものがあるんですよ?


 落ち葉の季節、本日のキョウボーグにピッタリですね。ってことでレッツらプリキュアタイム!




 今作がはじまってから、はじめは『エルちゃんをさらう』ことを目的としていたアンダーグ帝国。が、カバトンが撤退した後のバッタモンダーはそこまで意欲的でなかったし、ミノトンはそういった目的すら希薄だった気がする。スキアヘッドはただ淡々と任務をこなしていたものの、エルちゃんがマジェスティ化したことに危機感すら抱いてない様子。


 これはいったいどういうことなんでしょうかねぇ?


 あ、キュアウィングくんには申し訳ないけどナイトよりプリンセスのほうがだんぜん強いッスよクラス的な意味で。ソースは『ラングリッサー』っていうゲームなんだけどまあ今の若い子には通じないか。気になった方はテキトーにググッといてください。


 なんてことを書いてるうちにバタフライおねーさんが何かを考えついた模様。バリアを活用してハイジャンプからのストンピングアタック。これは落ち葉くんキレイに掃除された模様。例によってスキアヘッドの目的はわからず仕舞いだったが、バタフライはきちんと「こんどウチのシマ荒らしたらタダじゃおかねーぞ?」とクギ打っといた模様。これは恐ろしい姉さんですわぁ。




 一件落着後まさかの事実判明。あげはさんの心を救った保育士のおねーさん、なんとたけるくんのおばあちゃまだったようです。すっかり身長も追い越してしまってまぁ成長しちゃって。おばあちゃんがあげはさんを支えて、そこで培った経験をもとにこんどはあげはさんがみんなをアゲアゲにしていく。こうして絆が広がってくんやなぁと。


 最後はバタフライになってお見送りの演出とか、これはたけるくん将来おねーさん好きになるやろなぁ、なんて邪な考えに至ったのはわたしだけでけっこうです。でもまあ、たけるくんは引越し先でもうまくやっていけるでしょう。ステキな思い出を胸に抱えて新天地で奮闘するたけるくんのサブストーリー、ご期待ください。


 エンディングは相変わらず絶賛上映中の『プリキュアF』モード。キュアプリンセスのはにゃぁっとした笑顔、キュアシュプリームの強さ、そして歴代プリキュアの見せ場など見どころをこれでもかと大サービスしてくれますが、本当の感動は映画館にこそあります。ってことでみんな『映画プリキュアオールスターズF』、観に行こ?


 次回予告。あらロリましろんかわいい。わたしにもちっちゃいころがあったんだというけどオッサンであるわたしにとってはまだましろはちっちゃい部類ですわよ。ましろとあげは、ふたりの思い出のばしょへ赴くらしいですが果たしてどのようなところでしょうか。


 山のなか、ヤギとおさんぽできる環境は都会の人じゃあまりイメージわかないでしょうね。日光市民としてはわりと日常な風景だったりするが、いやさすがにヤギさんぽはねーか。こういう田舎は森ばっかなんですがね、わりと目印になるような木とかけっこーあるもんなんですよ。みんなもド田舎に来て確かめてみてね!


 いやー本日もたのしい30分間でした。まだまだソラたちの活躍は続きますが、落ち葉の季節がやってくると「ああ、今年のプリキュアも佳境か」といった気持ちがしんみり膨らんでいきます。それでもまだまだ続くヒーローガール。さいごのさいごまでみんなを応援していきたいですね。


 ってことで、今回もプリキュアにもらった元気を胸にやっていきましょう!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る