第34話 もんもん!ましろと帰ってきたアイツ
人間の本質は善なのか? それとも悪なのか?
人間が自意識をもって以来、これは人々のなかに眠る永遠のナゾとして議論されてきました。古くは古代中国の『孟子・荀子』、西洋や中東でも多くの哲学者がこれについて考え、日本においてもアレやコレやらの言論が飛び交っています。
善と悪の定義はまた別の議論が必要ですが、哲学や心理学などモロモロの説を見ていくと、人間は善でも悪でもなく『学習』する生き物のような気がします。どちらでもなく、後の成長によって善か悪かが決まる、といった感じでしょうか。
生まれつきの悪なんていない。けど生まれつきの善だっていない。すべてはアナタがどう生きようと決断するかにかかっている。玉虫色の答えではありますが、これがもっともそれっぽいかなぁって、わたしは思います。
プリキュアには毎回数人のヴィランが用意されています。それぞれ個々の事情があってアンダーグ帝国に属しており、たとえばミノトンは己を鍛えるのに有意義な場所と判断して所属しているようでした。
さて、今回は以前とっちめてやった『バッタモンダー』くんの再登場回です。彼が何故悪の道に進んでしまったのか、ましろんとの絡みはどうなるのか? ――じっくり視聴していきましょう。
開幕ボロアパートに草。どことなく『トキワ荘』に似てるし、これもうバッタモンダーの志望アレだろ。前回の次回予告時点でましろとの絡みあったしそうなんじゃねーかなと予想してるけどどうだ?
スカイ・プリズム「「うごいたらゆるさない~」」がかわいかったです。
ん? ちょっとまて。隣の部屋カバトンじゃね? これ再登場フラグと見てよろしいか? と思ったらもう再登場してたわ。夜勤明けとはまた難儀な仕事をチョイスしたわね。体格を活かすならシフト型の土方とかかな?
さて、ボロアパートで麺をすすりつつリベンジを誓っとるわけですが――バッタはまだアンダーグ帝国を抜けたワケじゃなさそうだね。218円……サイゼならまだワンチャンあるか?
リベンジを誓いつつ側溝にかくれるバッタくん。いや
おだてられて絵本作家を目指すましろちゃんかわいい。
オープニングは当たり前のように映画プリキュアFの宣伝。わたしはもう観たけどアナタはどう? 幼児向けでありつつ『おおきなおともだち』もメッチャ楽しめるええ作品になってるからぜひぜひ観に行ってみてね!!
交通誘導のバイトかぁ……わたし、車よく使うのでそういう方々にはよくお世話になっております。彼らも苦労するよねぇ、車通りの多い地域だとずぅっとやりっぱなしになるし、少なければそれはそれでタイクツだし、気を抜いたら車がピッピーだし。
ああいう仕事って高齢者のおじさんがやることが多いよね。募集する側もシルバーセンターとかそっちにかけるんでしょうけど、頭脳派を自称するバッタモンダーが選ぶべき仕事とは思えんなぁ……もうちょっと仕事選んだ方がええんじゃないバッタくん?
さて、ましろんは自作絵本の読み聞かせをするんですって。プリンセスエルちゃんがお花たっぷりにしたいんですってよ! ――女子にとっては楽しい話なんでしょうが男子ぃにとってはタイクツで興味ナッシングなのよねこれが。
ってことで早速はじまったよ幼稚園児特有のジコチュー。「つまんない」と言う子に困惑するましろん。うん、まあ全員が全員絵本が好きってワケちゃうからね。
こういうとき「おもしろい!」と言ってくれる人をたいせつにしたいよね。けど繊細なましろちゃんにとっては、あの園児の言葉が胸に残ってしまったようです。
クリエイターってのは得てしてそういうものなんだろうね。ちょっとしたことが気になって悩んでしまったり、落ち込んでしまったり――そういった経験を昇華して作品にぶつけることができればいいんですが、それがなかなか難しいもんなのよ。
って方は『言語化』してみましょう。何が気になってどういう気持ちになったのか? それをノートに書くと自分の気持ちが整理できて、観察しやすくなって、楽になっていきますよ?
っと、バッタモンダーなにやら美大生に扮装してましろに近づいてきました。これは事案。
っていうかおまえそういう理由でそんな格好してたのかよ。前回の次回予告時点で「まさかバッタモンダー画家志望なのか!」とか思っちまったじゃねーかこんちくしょう。やめとけ、これ以上悪事を働くとプリキュア界と言えど浄化(物理)されちゃうから!!
「こんな画だよ」とか言ってネット上の画像出すの草。これまんまアレ界隈のやり口じゃねーか。あ、実際コレやると著作権やらなにやらでアウト率たかしくんだからやめとけよな?
バッタ氏が図らずもましろのメンターになる流れに草を禁じえない。これもうギャグだろ。まあでもリアルにこういう系の話ありそうだよね。助けを装ってけちょんけちょんにしてやろうと思ったら思いの外元気づける結果になりました、的な。それはそれでいいんじゃないでしょうか?
っと、ここで例のハゲいやスキンいやスキアヘッドきましたね……これなぁなぁな展開からのスキアヘッドがバッタけなしモード、落ち込むバッタにプリキュアの精神攻撃からのバッタモン光堕ちパターンじゃね?
っと先読みしすぎたけどはたしてどうなることやら。
「ぼくはなんとも思わなかった。ぼくには悪口を言われる覚悟がある」 ――この言葉、謀とはいえ多くの人の心に刺さるのではないでしょうか?
わたしに限らず、ネット上で活動する人は得てして他者からの批判を受ける場合があります。ちょっとした悪口や炎上と言われるものまで。それが誹謗中傷まで発展してしまうこともあるし、悲しい結末を迎えてしまうこともあるでしょう。それでもなお立ち上がり、継続することができるか……自分の足で地を着き、しっかり進んでいきたいですね。
ソラちゃん登場。はい、バッタくんのトラウマがふたり揃いましたよ? にしてもバッタのこころのなかのましろとソラかわいーなぁ。
はいプリキュア全員集合。ウソがウソを重ねてのっぴきならなくなるってパターンは古今東西あるものなのです、はい。
「アナタ、どこかで、会いました?」とか言うあげはさん、それは逆ナンということでよろしいですか? いやぁそうだよねぇ、キミもオトナなんだしそういう年頃なんだよねーっていう冗談はよしといて、さっきっからなんだこの画は。
バッタ心情のあげはさんもエルちゃんもかわいいなあ! とくにエルちゃんの影落としたその表情なんとも言えねー魅力があるわ。そしてトドメの一言。
「ばった!」
オワッタ……っと思ったらバッタの頭にバッタがいたようです。気づかないバッタ、追い詰められるバッタ、さらにスキアヘッドまで出てきて未来が約束されたバッタ。
これもうギャグだろ。
とはいえここからはシリアスモードいきましょ。バッタくんは見つかったらヤバいということで早々に退散。でもってスキアヘッドは――ん? キョーボーグ?
ほう、この期に及んでさらにパワーアップっすか。まあシリーズ恒例っちゃ恒例だけど、スキアヘッドはマジェスティのヒミツ知ってるらしいし油断できない相手よね。一方、バッタくんはエルちゃんが変身できることを知らんかったっけ。
バッタ心情内のエルちゃんとマジェスティ、スローで観たらちゃんと年齢を重ねてく感じにぬるぬる成長してて草生えた。
本日はスピードタイプとの戦い、しかも小回りが効いて変幻自在なバトルスタイルの模様。これはピンチですよプリキュアさん!
「相手がどんなに強くても戦う」
「覚悟なんてとっくにできてる」
大切な存在を護るためならどうってことない。そんな仲間たちの言葉がプリズムの心に染み渡っていきます。図らずも彼女の心を奮い立たせる一因となったバッタ氏が影から見守っている(ようにプリズムには見えるだろう)中、みんなの連携とともに見事キョーボーグを撃破しました!
――自ら生み出したキョーボーグが撃破されても『幕開け』でしかないという。ほんと底がしれねーヤツだなハゲ頭。
後日、休憩中らしきバッタモンダーこと『門田さん』にましろんが遭遇。
バッタモンダー「なんか知らんけどプリズムが元気になって応援された件」 ――あんなステキな笑顔で語られちゃバッタくんだって光堕ちしちゃうじゃん? 歴代シリーズでも各ヴィランとプリキュアのだれかがセットになって個別に精神攻撃っていうか、こう、なんか少しずつ絆されていくてきな感じの展開がありますよね。そのおかげで改心したキャラもいるし、可能性を感じる結末を迎えたキャラもいるし、はたまた――バッタくんはどのような未来に進んでいくのかな。そのヘンも楽しみにしておくとしましょう。
エンディング。みんなはもう新作映画見たかな? プリキュアらしいステキなお話なので、プリキュアが好きだという方はぜひ映画館に足を運んでみてください。
しっかしオールスターズのエンディング、プリキュア全員でダンスするもんだからみんなカラフルで目がチカチカするわ眩しすぎて。
ほら、わたしの心も多少よごれてるからさ、みんながよけいに眩しく見えちゃうんだよねぇ(遠い目
っていう冗談はよして次回予告いってみよう。なんとまさかの野球回ですよおくさま!! ソラちゃんが野球部コーチですよおくさま!!
これはソラちゃんに手取り足取り野球というスポーツを教えんとイカンなぁ――不審者的な意味じゃなくね。実際わたし少年野球部のコーチをしてた時代があってね、女子も教えてたりしたけどけっこー熱血指導してました。
ソラがどんな活躍をするか今から楽しみでしかたない。しかもわりと立派な球場でやってる描写あるやん! ちなみにキョウボーグ化してたあのマシン、通常はストレートしか投げられないんだけど角度を調節することでカーブやスライダーなどを投げることも可能です。
ソラちゃん、グラブはめるとき人差し指出すのはいい感じに経験者感あるで。今女子野球が元気になってるからね、もっともっとワイワイしてほしいものだね!
いやー今日もたのしい30分間でした。バッタくんが今後どうなるのか、健在だったカバトンが今後どのように絡むのか、それともプリキュアと直接関わらず、物語のなかで存在感を出していくのか、そっち方面でも楽しみな回となりました。
次回はわたし得な野球回だけあってすでにプリキュア熱がモンモンとしております。この元気を胸にまた1週間たのしくやっていきましょう!!
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