　どんなおんなのこにもヒミツがあるものです。

　これまでずぅっとナゾのままだった『エルちゃんのヒミツ』が今回解き明かされるのでしょうか？　それとももやぁ～っと示唆するだけに留めるのでしょうか？　なんにせよ『輝く一番星』なんてタイトルにつくくらいだから超コスモ級の秘密であることは確かなんだろうという妄想をしました。

　輝く一番星ってとどこか『スター☆トゥインクルプリキュア』を思い出しますね。わりとスター・プリンセスのお家騒動オチだった気がするけど詳しいネタバレはスタプリを観て確認してください。直接というかまったく関係ないと思いますが、エルちゃんにはどんな「キラやばぁ」なヒミツが隠されているのでしょうか？

　キラキラポーションの完成によって、やっとこさ昏睡状態のエルパパママを救出する算段がたったもよう。シャララ隊長も回復したようだしこれはもう万事解決だね！

　ベッドに横たわってるとシャララ隊長でもかわいく見えるよね。あ、いや別にいつもの隊長がかわいくないとかそーゆーワケじゃなくてね？　なんか庇護欲をかきたてられるというかそんな感じです。

　青の護衛隊の衣装、クリーニングめっちゃめんどくさそう。

　最近の異世界は扉ひとつで移動できちゃうから困る。スカイランドにやってきて早々アリリ副隊長とベリィベリーの熱烈歓迎を受ける一行。わたしアリリさんのキャラクター好きなのよ、こう、なんてーの？　いかにも「わたし中間管理職です」的な感じでね。

　ツッコミができる中間管理職は有能。

　エルパパママは昏睡状態中の記憶は無いようです。まああたりまえか。個人的に長ったらしい『夢』でも見てるんじゃないかなぁと思ったけど、それは無意識の中に放り込まれたようです。ただちょっと考察というか妄想が捗るような感じがしてね――パパママが、『ふかい闇』と称していたソレに囚われている時、彼らの心に『ふかい闇』が植え付けられていた、と考えたりしちゃいます。ヨヨばあちゃんに取り除かれたわけですが、それらは確かに彼らの無意識家に存在していたという、つまり『(この世界には）深い闇がある』という事実を無意識家に突きつけられた状態になったワケですね。

　スカイランドとアンダーグ帝国の関係性はわかりませんが、この事実は今後のスカイランドの政治的なアレコレを動かしそうですがっていうのはわたし個人の妄想なのでここまでにしときます。

「ぱーぱ、まぁま！」はヤバい。マジでヤバい(語彙力）

　あとなにげにましろちゃんの「家族みんないっしょがイチバンだよね」が心に刺さった。その後の表情からして、彼女に一抹の憐憫を想起してしまうのですがどうでしょう？

　一方、スカイランド王国では全員復活の号外新聞が頒布されていました。もちろんMVPはプリキュアでござるからして、大きな『絶望』を乗り越えたソラちゃんの感慨も一入といったところ。ここまで大きな葛藤を乗り越えたプリキュアも珍しい気がするわ。いや、歴代でもけっこーあるけどこんな中盤でだよ？　こう「コイツを倒すとアナタの大切な人が死んじゃうけどいいの？」的な精神攻撃を仕掛けてくるのはまぁ無かったでしょ？　こんな衝撃キュアムゥーーーーーーンライトさん以来だと思いますわ。

　みんなのヒーロー『プリキュア』を人目でも見たいというリクエストにお答えし、なんとプリキュア一項は凱旋パレードに参加することになりましたよっと。で、ベリベリの言う『アレ』とはチョコｂあ違った、えーっと名前ぇ、確か以前出たような……忘れたからもう『チョコボ』でいいや。

　初チョコボに戦々恐々なましろ。あげはさんはいつものようにアゲアゲで乗っかりんぐ。まあ年少組の緊張を抑えようとするお姉さん気質ってのもあるでしょうけど、あの陽キャっぷりは見習いたいものですわ。わたしも馬とかラクダとか乗ってみたいなぁ……体重制限がなぁ……。

　痩せるか。

　ソラの指導法は相変わらずの『長嶋スタイル』で安心した。まあ理屈をこねるよりソッチのが早いときもあるからね。わたし自身、小学生に野球を教えていた時期がありますが、ヘタに口を動かすより実践して見せたり、力の流れを教えてあげたほうがわかりやすかったりする時もあります。ま、相性によるけどね。

　だから指導者ってのは『3倍理解してる必要がある』なんて言われてます。『教え方』を復数用意するとか、その動きの『本質』をよく理解してるっていう意味でね。ソラちゃんは現役だからああいう感じでいいと思うの。でもね、他人に教えるってことは自分自身の勉強にもなるのでチャレンジしてみるといいですよ。すすると、自分がいかに何も考えずソレをやっていたかがわかるから自省にもなるしね。

　以上、オッサンからの生あたたかいアドバイスでした。

　その目はやめなよましろちゃん、チョコボが怖がってるじゃない(棒）。これ、ギャグ展開と見せかけて実は『動物と付き合うために必要なこと』だったりします。犬で考えてみましょう。

　犬が怖くて避けてるそこのアナタ。たとえば道端で犬とすれ違うとき「あ、犬だ……ちょっと避けよう」と思ってチラチラ観ながら離れていった時、そのわんこがアナタに向かって吠えてきた！　なんて経験をしたことがありませんか？

　犬視点で考えると、アナタは『チョコチョコ動きながらチラチラとこっちを見てる生き物』です……気にならない？　犬にとっては『自分をチラチラ見てるヤツ』の存在は引っかかるし、自分に興味あるのかとそちらに注意を向けるでしょう。さらに離れていくのだから「ちょっと待ってよ！」的な反応をするかもしれないじゃん？

　コレ、実は人間のほうが『犬がそうなるための動き』をしていたというオチです。ちなみに、犬の世界では『プレイバウ』といって、他の犬を遊びに誘うための合図があったりします。気になる方はググってみてください。そして犬好きになるのだ。

　チョコボにこの知識が通じるか知らんけど、まあましろちゃんには動物とのふれあいをたっぷり楽しんでいただきたいですねえ。

　シャララ隊長とソラの師弟コンビはわりと好きです。これの何が好きって『教える側も成長してる』って点だよね。少年マンガとかだと弟子が教えられてるばっかなのでどうにも『師匠ポジは偉大』的なイメージがついちゃってもう。いやそういうのも好きだし師匠がホンキ出すシーンとか胸熱なんだけど、なんか『師匠だってまだまだ成長途上のキャラなんだぜ』っていうアレが欲しくてね。たとえ年配の爺さんでも弟子の動きを見て現代風の戦い方をする的な描写があってもいいと思うの。思わない？

　思わないか、そうか……。

　久しぶりのパパママとお遊びにて上機嫌の王様です。地球の文化もエルちゃん作画により伝達されたので、おそらく30年後にはスカイランドにも車なる乗り物が誕生するでしょう。いや事故という副産物が生まれるから伝達されなくていいです。「えるのおうち！」はかわいかった。すっかり地球側のほうが『我が家』認定されてるエルちゃんでした。

　声優さん、なにか指導を受けてるのか今回は「ぷぃきゅあ」じゃなくて「ぷりきゅあ」とハッキリ口にしてますねぇ……なんか成長速度が早すぎないかと思うけどま気にしないほうがええの？　これエルちゃんのヒミツになにか関わりあったりする系？

　ちなみにエルちゃんが「ぶーぶー」言うて『車』を指しましたが、これも赤ちゃんの発達を知る上で重要な手がかりとなります。すなわち『車と"ぶーぶー"の関連付けができている』という点ですね。

　車という乗り物はブーブーという効果音を出すという関連付けができている、ということです。他の例だと犬を「わんわん」と言ったり建物を指さして「エルのおうち！」と言ったりすることです。あるモノの名前を名前だけで覚えるのではなく『ソレがどういう意味をもつのか？』をしっかり理解してる証なのです。これができるのはだいたい1歳から1歳半くらいになるのかな？　――ああ、じゃあわりと通常な成長曲線を描いてる感じか。

　エルちゃんからナゾの光現る。プリキュアがプリキュアになれたのは、それぞれのキャラ自身の決意だけでなくエルちゃん自身の『なにか』によるものでしたね。言うまでもないでしょうが、これこそエルちゃんに秘められた『ヒミツ』ということになるんだろうね。しれっとした顔のエルちゃんだけどこれで実は追加戦士なんだよとかやられたらわたし草不可避だわ。

　ボールドーナツをドールボーナツとするスカイランド人。みんなの会話中にもなにかを示唆するような間を感じる。え、なに？　さいきんのプリキュアって平行世界とかも設定に取り込んじゃう系？　そんでましろちゃんがこの世界のヒミツを解き明かそうとしてすべての世界を飲み込もうとする魔王を倒しちゃう系ですか？

　見た目は変わらないけど別の世界の住人。そういえば、広大な宇宙のなかで『地球』が誕生する確率は、25mプールの中にすべて分解した時計を放り込み、それが見事に完成するレベルというのをどこかで聞いたような気がします。まあ宇宙規模になるとそこまで低くない確率なんでしょうが、それでも地球以外の生命に満ち溢れた星が見つかっていないという事実からして、やはり小さな確率なのでしょう。

　太陽、太陽系、地球、月という位置関係があるからこそ地球は『地球』でいられます。なので、他の星に生命がいたとしても、それは必ずしも『地球』と同じになるワケではありません。重力が強い星なら平べったい生き物が多いかもしれませんし、水に満ち溢れた星ならゼル伝のゾーラ族みたいなヤツがいてもいいでしょう。知的生命体もヒト型である必要はなく、たとえばクラゲっぽい見た目の知的生命体がいてもいいワケです。

　そんな可能性に満ち溢れた世界のなかで、ほぼほぼ同じ世界感、価値観なスカイランドは、ましろにとってまさに『奇跡の世界』なのでしょう。ましろちゃんやたらと『出会い』に敏感ですねぇ。やっぱりいっしょという状態への羨望があるのでしょうか？

　パパママ氏、あろうことかプリキュア一項をベビーシッターとして雇うつもりのようです。運命の子とはまた大仰なことをおっしゃるって――え？

　いや実子じゃないんかーい！！！

　What the heck!? What are you doing?

　ごめん、とっぴょーしもなさすぎて頭が混乱しております。ってかマジで？　いやまあたしかに「あのふたりの髪の毛の色がアレだなぁ」とか思ったりしたけどホンマにホンマ？　――そっかぁ。しかも「こいつ運命の子。おまえら旅立ちの時まで面倒見とけよ。え？　断る？　なら他の候補を探すだけだが？」的ななんなのあれ？

　なんか『大人の事情』味を感じるぅ。ジョーダンのつもりで書いたけどマジで『スター☆トゥインクルプリキュア』の意志を感じるわ。そして子どもたち（プリキュア）はタダ働きを強いられると、あ、いやあげはさんはオトナだったねごめんなさい。

　師弟関係とは師匠と弟子であると同時にライバルでもある。シャララ隊長とソラの絡みは今後も楽しみにしておきましょう。いじわる雲は地球人のなかでも言われてる気がする。でもこの場合意地悪じゃなくて――

雲「あ、変身シーン見せるためにちょっと出張っときますね」

　っていうしんせつ雲さんだと思うのでセーフ。

雲「いやわざわざUDS使わんでも、まあいっか」

　仕事を終えた雲に敬礼<(｀･ω･´)

　今回は『スカイ』の世界観を披露する回でしたね。それと同時に、それとなくましろにクローズアップされたような展開だった気がします。なにかと『家族』というワードを絡めたり、物理的な距離を気にしてる風だったり――ましろの心も、なかなか抱えてるモノが重そうですね。

　恋愛的な話ですが、心理学上では『遠距離恋愛は成就が難しい』とする説がありますね。会う回数が少なかったり、会うために必要な色んな方面のコスト問題だったり――できるなら頻繁に連絡をとりあったり、その気になればいつでも会えるような手段を揃えておくことが望ましいでしょう。気になる方はとりあえず『ボッサードの法則』とかでググりゃいいんじゃないでしょうか？

　次回予告はみんなだいすき『どうぶつえん』だぜ！　わたしは日光市に住んでるんだけど、残念ながら近くに動物園ってのがないのです。まあ牧場ならたくさんあるけど。

　栃木県で有名な動物園は『宇都宮動物園』ですね。エサをあげる体験もできるし、敷地内には遊園地もあるので家族連れの方にはおすすめです。あと個人的におすすめなのは『那須どうぶつ王国』。っていうかダントツでおすすめしちゃう感じ。ちょっと遠いのがネックだけど、あそこは入ったらもう1日中入り浸ってられるような魅力あふれるスポットばかりでございます。多種多様な動物がいるし催し物も豊富だし、メシはうまい土産はたっぷりでほんっとにアゲアゲな感じ。

　オオカミ見たけどあれは完全に『犬』だった。

　ほかにもサファリパークにモンキーパーク、鬼怒川にゃさる軍団もいるしいろいろと楽しいです。これから夏休みの時期、もしよかったら家族連れてこれらの施設を訪ねてみてくださいな。きっと楽しい思い出になるでしょう。

　プリキュアがアメフトに挑戦は草。女子中学生だったら骨折待ったなしだけどプリキュアだったら逆にいじめになる難易度設定どうにかなりませんかねぇ。

　今年はヴィラン未登場回が多くなるんかな？　最後にちょっとだけカバトン臭がする描写あったけどどうでしょう？　いずれにしても、次回まで楽しみにしていきましょう。じゃあ最後にみなさんお手を拝借。せーのぉ！！

　ましろちゃん誕生日おめでとう！！