第21話 ひろがれ!知識の翼
知識はひとことでまとめるには幅広すぎる言葉です。学校で習うカリキュラム、専門学校で習う内容、職場で初めて体験できるものもあれば、そのゲームでしか登場しないシステムもあったりする。
アナタはどういったベクトルの『知識』を求めたいですか? それは本を読むことで得られるモノですか? インターネットやゲームを通して得られるモノですか? 学校、職場、その他モロモロ――いろいろと探してみるのも良いですね。
さて、知識の翼ってことで、本日は漏れなくツバサくん回になりそうです。はたしてどのような展開になるのか楽しみにしていきましょう。
お掃除ってこだわるとキリがないので『まいにちちょっとずつ』。開幕早々ステキな笑顔のツバサくんがとても大事なコトを口にしましたね。
プリキュアになって『空を飛べるようになった』。だからもう航空力学に関する本を読まなくても良い。
これとっても大事なコトです。彼は『空を飛びたい』という情熱(モチベーション)があったからこそ航空力学に精を注いでいた。だからこそ、空を飛べるようになった今ではほとんど目を通していない。これは、彼が航空力学の本を嫌いになったとかもともと興味無かったというわけじゃなく『彼にとって"必要"ではなくなった』からこその行動の変化です。
ゲームは好きだけど普段ゲームをしてるワケじゃない。〇〇が好きだけどいつも〇〇をするわけじゃない。アナタもそうでしょ? 好きや興味は『基点』としてあって、そこに『目的・目標』があるからこそ、彼は航空力学の本を読んでいたんですね。
これ、アナタのやる気を引き出す鍵になるので覚えといた方がいいですよ?
人はすぐ成長する。うん、いい言葉だよね。わたしもあの頃は若かったのに今じゃもうすっかりオッサンですわよ(遠い目
中学生くらいになるといろいろ悩むよねぇ~(他人事 ――まあ、ツバサくんの場合自力で飛びたい! 言うていろいろ努力してたらいきなりどこぞから(力が――ほしいか?――)とか言われて飛べるようになっちゃったからね。なんか航空力学を必死こいて学んでた自分っていったい? 的な心境になるのもうなずける話。
え? 将来の夢が決まらなくて困ってる? ダイジョーブダイジョーブ、ここにいるオッサンなんかやりたいことが迷走しすぎてブログだの実況動画だのWeb小説投稿だのいろんなトコに手ぇ出してるから……えー、っと。中学生くらいの年齢だとまだまだ『先』について考えられないからね、そういう不安はたっぷりあるよねツバサくん。
そういうのを相談できる人間がいるととても安心できますよね。親でもいいし先生でもいい、さいきんの学校にはスクールカウンセラーなる方もいらっしゃるし、そういうオトナたちを頼ってみるのも良いのではないでしょうか?
さて、悩める少年に対し、進路相談員ヨヨばあちゃんはとある提案をしました。それは――?
車で行かなアカンとこにある土地に野菜を育てる――ヨヨばあちゃん何者? それはさておき、鳥さん問題に関してはツバサくんに「ここ、食べちゃダメ」言わせりゃいいんじゃないでしょうかね?
野菜の収穫ってけっこーフクザツなのよ? おばあちゃんが解説してるけど中途半端に育ったヤツの見分けをせなアカンし、切り方が悪いとそこから病気になったりするし。あ、ちなみに赤ピーマンは緑ピーマンより多少甘みがあるのでピーマン苦手って方にはおすすめします。
ヨヨばあちゃん好奇心の塊ですね。こういった方は個人的に尊敬する限り、ぜひともおばあさまとお近づきになりたい。わたしも好奇心がムクムクするといろいろ気になるんでね、本を読んだりインターネットで取捨選択したり、そういう『繋がり』は予想外のところに行き当たったり、ほんと知識の探求って尽きないよね!
――お? ツバサくん何かに気づいたようです。あれはいわゆるひとつの『積乱雲』だね。そうか、彼は航空力学を勉強してるから、その中でお天気情報についても詳しくなるんか。
えーっと、積乱雲ってのはたて方向にグイーンと積み重なった雲です。下にあったか~い空気、上につめた~い空気があるとしましょう。あったけーのは上にいこうとしてつめてーのは下に行こうとするってのは学校で習ったよね? で、その時湿度がめっさ高いと水滴が対流を起こしてる場所にどんどん生まれてく、つまり積み重なったような雲が生まれるって寸法です。
詳しくは以下のサイトでどうぞ。
気象庁
ttps://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/tenki_chuui/tenki_chuui_p2.html
言われて大人しく場所移動するバッタモンダーさんに草。
エルちゃん言葉流暢すぎ問題。あとあげはさんピーマン嫌い問題も浮上。が、それは『デリシャスパーティ♡プリキュア』で1話まるまるとりあげたのでスルーよろしく。
やはり『ピーマン』は幼児の壁となるか。
おばあちゃんの知恵袋コーナー。なるほど、学びは『肥料』ですか……今までに学んだ知識はいつ、どこで役に立つかわからない、だからこそ普段の研鑽が重要なのだと。
わたし自身、いろいろなことにチャレンジしていろいろな方面から知識を吸収しています。それが自分のためになるのかわからないし、そもそも今までやってきたことすべてが『自分にとって意味のないこと』なのかもしれないという不安――ないと言えばウソになるでしょう。けどそうじゃない。わたしはいま肥料を撒いている。いつ開くかわからないけど、それが開花するのを待っている。待ち望んでいる。
自分の思いもよらない花が咲くこともある。この言葉、胸に刻んでおきます。うぅ~ん、やはりプリキュアはためになるお話だね。
今更だけどバッタモンダーの目的ってなんだっけ?
今回はトリボーグっすか。なかなか航空力学に基づいた戦闘をしてくれるようでありがたい。上昇気流とか数年ぶりに聞いたわ。
ウィングも同じことができるんじゃない? って言うけどアナタ、ウィングさんはプリキュアのステキパワーで飛んでるだろうから上昇気流意味ないのではというツッコミはダメですねはいすみません。
雲に向かって温度サゲサゲ? ――いやぁなつかしいこの嫌がらせ!
空中から氷を落とすなんて荒業『スレイヤーズごうじゃす』以来だわ! わたし世代のオッサン狂喜乱舞しちゃうよコレ!! ――あ、えっと若いコたちは参考資料として『スレイヤーズごうじゃす フリーズブリッド』で検索してみてください。
キュアバタフライの射程範囲は雲まで届くってことがわかりましたね。盾もちで射程最大級の補助キャラって強すぎね?
自分自身の努力が報われる瞬間、プライスレス。なんだか今回の少年妙に艶があるな。スタッフさんなにか狙ってない?
今回のバッタモンダーさん、どこか噛ませ犬っぷりが抑えられてた気がする。んでもって「どうやら、アレを使うときが来たようだな」とな? ――いいか? ヴィランがこういうセリフを口にする時は『プリキュアの新しい技が誕生する時』です。これテストに出るので覚えといてください。あと『パパが新しいアイテムを購入しなきゃいけなくなる』ってのもついでに覚えときましょう。
少年よ大志を抱け。つばさくんは自分の成功体験を通していろいろなことにチャレンジしようと思いはじめたようです。良きかな善きかな。
そんな好奇心あふれる少年に、おばあちゃんはインターネッあ、いやミラーパッドというアイテムを与えたようです。使い方によっちゃ検索履歴がアレでコレな感じになっちゃうからね、ちゃんと『ただしいつかいかた』を覚えてからネットの海に飛び込みましょうね。
インターネットはアナタの『知りたい』を助けてくれるツールです。きちんと『知りたい』のための使い方を学びましょう。ね?
しっかしこんなゲンキな子たちに囲まれてヨヨばあちゃんも幸せもんだなぁ(しみじみ)。いずれにしてもカレーにはピーマン入れとけ。ピーマンはおいしいぞ? マジで。
次回予告。シャララ隊長の目撃情報にバッタモンダーの秘策? ――これ、わたしどーしても関連付けちゃいたいのですがそういうアレですか?
まあ、そういう妄想は個人の頭の中で完結させるとして、いやぁ今回も楽しい30分間でした。つばさくんの思春期と成長、ヨヨばあちゃんの温かみあふれる包容力。知識と成長がマッチングするとこれ以上ない喜びになるよね。
いろんな知識を集めるといろんな楽しみが生まれます。アナタもぜひ、いろいろな知識を求めて書店でもネットの海を泳ぐでもやってみてください。もしかしたら、アナタが気づかないうちに『アナタだけの花』が開花しているかもしれませんよ?
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