第19話 あげはとツバサ、カラフルにアゲてこ!

 カラフルにアゲてこ! ってタイトルからして唐揚げでも作るんかね? っていう流れはないか。


 しっかしさぁ……かわいい、こどもにやさしい、常に笑顔、料理得意、家事もカンペキ、プリキュア、かわいい――これもう弱点なくない? いやぁワイがもう少し若ければ告白してたわぁ的な感想を抱くくらい有能なのですがそれは。


 なんていう冗談はよしといて、えー今回も引き続きあげはさん回となりそうですね。あげはとツバサはスタッフ公認セットということで、今回はどのような尊いおねショタが見られるのか楽しみにしてまいりましょう。




 朝から気分をアゲてく。これわりと重要な概念でして、身体は朝起きた段階でいろんな機能をリセットします。朝食を食べるのはそのリセット機能を潤滑にすすめてくれるスイッチでもあるので、日々勉学に励むアナタにはぜひとも朝食をしっかり食べることをおすすめしたいですね。エルちゃんどんどん言葉を覚えているね。今のうちに日本語とスカイランドのバイリンガルになりましょうね。


 ツバサくんの主食はアレだろ? ネズミとかヘビとかヒヨコとか――プリキュアは子ども向けアニメなのでそんなリアル描写はしないのですよ(勝手な裏設定認定


 ぷにバード族の食生活はさておき、やたらツバサくんにサービスしちゃうおねえさんマジおねえさん。これアレじゃね? ママが息子にしてあげるおせっかいみたいなアレじゃね?


 男の子ってね、ママからのおせっかいはアレよ、子ども扱いするな的なニュアンスでイヤがったりするんだけどそういう気遣いはちゃんと通じてるのでね、世の中のママさんたちはもっとおせっかいしてあげてムスッコをもじもじさせちゃってください。あ、でも何かにチャレンジしてるのを見かけたらそっと見守ってあげてね。それが『おとこのこ』ってもんだから(遠い目


 結論 → どっちもかわいい。


 あげはおねえさんもプリキュア化したってことで、これでカンペキなオープニングになりましたね!




 あげはさんのラブがいっぱいこもったお弁当食べたい。家事までカンペキにこなしちゃうのすごくない? 掃除もしっかりやってるけど、途中「ちょっとごめんねー」言うてつばさ君とエルちゃんの側を遠慮なく突っ切ってくあたり、すでに『肝っ玉母さん』の威厳を備えつつあると感じました。


 その流れでツバサくんの巣箱まで掃除しようと……あ、おかあさんおかあさんそれはコマリマス、思春期のオトコノコにはオンナノコには見せちゃいけないアレやコレを隠し持っている可能性があるからしてそれは――あ、でもツバサくんのそれならトリのアレだから問題ないか(そういう話じゃない


 既に手遅れだった件。


 こういうタイプのお母さん、ありがたいけどメーワクです(息子並の感想


 エルちゃんがどんどん感情豊かになってくねぇ。いいですねぇ……プリキュアシリーズ、たとえば『魔法つかいプリキュア!』のはーちゃんこと『花海ことは』など今までもこういった『育児』に関わるエピソードが混ぜ込まれてきました。が、今回の育児要素はガチというか、なんか子ども向けじゃなくわたしたち成人世代に「子育てはいいぞ? 最高だ」とメッセージを送っているような気がします。実際、わたしはエルちゃんのかわいさにメロメロですわ。


 不審者的な意味じゃなくてね?


 遊んだらどろんこになるよね。うちの子(犬)も水たまりやらなにやら関係なく遊び回るもんだからもうね、足元なんかどろんこになっちゃったりするのですよ。お家に上げる時はしっかり拭き拭きするんだがそん時も暴れまわるわしっぽが凶器になるわじゃれついてくるわでもーたまらん。


 そこがかわいいんだけどね(犬バカ


 もふもふ状態で人になったらどうなるのか……天パー?


 わたしは男の子なのでよくわからんのですが、女の子がおめかしするのはどんな理由があるのでしょう? あ、ちなみにわたし『あげ』はよく知らんけど『揚げ』とはなんなのかなら知ってます。


 遅い時間まで子どものためにがんばるってのは美談になりガチだけど、あげはさん自身のためにあまりムリしないでいただきたい。ツバサくんの気遣いが涙ちょちょぎれるけど、今後がひとつのエピソードとして取り上げてくれればいいなぁ。しかしあげは嬢、ヘソ出しっぱで寝るのはおなかに悪いですぞ?


 あ、ツバサくんがいらんこと言うからあげはさん『ツバサくんに頼ってもらう』ことを企みだしたようですね。これはいろいろアレですぞ? 楽しみな展開になってきましたぞ?




 ヴィランのターン。ここンとこ連敗続きだったバッタモンダーくんがモンモンとしております。どうにかしてプリキュアをブッタモンダーしたいがどうすれば――せや、各個撃破すりゃええやん! ってことで今回はおねショタペアがターゲットにされるようです。新規メンバーの見せ所を用意してくれるバッタくんマジヴィランの鏡だわ。


 あげはさんは絵まで上手なのかぁ(恍惚 ――なんでもひとりでこなしちゃうあげは嬢、そういう人だからこそ、彼女はひとりでなんでもやろうとしちゃうのかもしれません。人助けが好きというかそういう性分なのでしょう。ただまあ、これ昔から言われてることだけど『無理は禁物』なのですよ。で、人はおおよそそのラインを見誤ります。そんなあげはさんを支えられる存在に、果たしてツバサくんはなれるでしょうか?


 既にもうなってる説。


 他者のがんばりを知ってるからこそ応援したくなる。ほんっとあげは嬢聖女だわ。チート級の聖女だわこの御方は。


 おっと、エルちゃんが芸術的才能を発揮しておててペタペタムーブをかましました。これにはツバサくんお叱りの表情をうかべ「めっ」でございます。


 しゅんとするエルちゃんかわいい。が、今は叱るより褒めて育てるのがトレンドなのですよトリ公。アゲハさんはエルちゃんのおててペタペタを『わるいこと』ではなく『絵画の材料』と認知し、うまく活用して独自の絵を描きあげました。こういう自由なクリエイティブこそ今後必要とされていくのかもしれません。


 プリキュア側が精神攻撃仕掛けるの草。バッタくんもいよいよ焦りを隠せなくなってきましたねぇ。


 おわっ! バタフライシールドは設置自由でしかもコントロール可能なのか。これは汎用性バツグンだね。とはいえと気づいたバッタモンダー、やったぜと言わんばかりに壁画集中砲火スタイルで攻めてきます。


 まあ浄化すればぜんぶもとに戻るんだけどね。


 今回の戦いは、というかここンとこの戦いは『正々堂々とはなにか?』をよーく考えさせられるスタイルですねぇ。でもまあ、正直な話バッタくんの戦法は現実でもよくあるというか、ほら、野球やサッカーでもあるでしょ? ゲッツー崩しとかファール誘発のためにコケるというが。


 どこまでがテクニックでどこからが卑怯になるのか――現代社会はそのライン引きも課題になってる気がします。


 とはいえ、どうせやるならみんなで楽しくワイワイやるのがイチバンだよね? ってことで、アナタはアナタなりに『と思われるやり方』をやっていけばいいんじゃないかなと思います。


 エルちゃんが「あげ!」を覚えた結果新たなチカラに目覚めたようです。んで出てきたのはヘンな絵の具。必殺技使用に説明書がないのはプリキュア恒例だけど「使い方ワカラン」と悩むプリキュアを見たのははじめてな気がする。


 まあ結局気合いでなんとかなるんだけどね。そういや「きあいだきあいだあああ!!」言うて必殺技ぶっぱしてたプリキュアがいたなぁ。


 必殺技ていくつーは草生えた。あ、そうそう。絵の具は加色で『反射する光がなくなってく』ので混ぜすぎると必ず『黒』ができあがります。混ぜ過ぎ注意ね。


 新技『プリキュア・タイタニック・レインボー』爆誕。ツバサくんがカッケー火の鳥になった! やべえかっけえ! 鳴き声がマジ猛禽類かっけー! ――っと思ったらボフン言うてぷにバード族は草生えた。あと"タイタニック"で空から"沈んでいく"演出はまずいですよ!!


 スミキッター(圧死


 男の子としてはもうちょいかっこよくてスタイリッシュな技が良かったよねぇ~。たとえばこのあとやる仮面の戦士的なカメンライドゥ的なね~?




 影の努力ってのは見られないからこそ過小評価されちゃうもんだよね。あげはさんもけっこー努力家だけど、みんなで分担できるものは分担して、みんなで助け合っていくことが大切なんだと思います。そんな彼女たちにおばあちゃんもほっこり笑顔。


 守りたい、この笑顔。


 っと、今回のエンディングはキュアハッピーさんそんな声高かったっけ? っていうかそんな露出高かったっけ? ――ダメだ思い出せない。わたしの頭の中もハッピーになっちまったぜ。


 いや、わたしのプリキュアデビューがこのキュアハッピーが出てくる『スマイルプリキュア!』だったのでね、ちょっと懐かしさというかいろいろ込み上げてきて涙がちょちょぎれてきましたわ。


 次回予告。ましろちゃんが絵本作りコンテストに挑戦するそうです。感受性豊かでツッコミどころを見逃さないましろのこと、とても楽しいものがたりを描けるでしょう。ソラやプリキュア友だち、通称キュア友の影響を受けぜひユーモラスな作品をクリエイトしていただきたいと思います。




 いやー今回も楽しい30分間でした。あげは嬢の有能っぷりやツバサくんの背伸びが見れてとても満足です。今後もこのふたりの絡みに要注目ですね。


 エルちゃん、とうとう言葉まで喋れるようになってだいぶ成長してきました。これは25話あたりで追加戦士になるかもしれないという期待を膨らませつつ、今週も楽しくやっていきましょう!


 アナタの人生に幸あれ!

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