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2023年3月7日 08:51
妙法蓮華経 提婆達多品第十二の説話ですね。提婆達多の過去世の因縁、また、彼に成仏の記別が与えられた、という事は大きな意味を持っていて、「提婆達多が仏になる」という事を示すことで、それまで説かれていた地獄、餓鬼、畜生などに落ちた衆生も含め、仏の敵であってもその中に「仏性」(仏の性質)が内在している、という事を表しています。キリスト教やイスラム教などの「唯一絶対神」を説く宗教が、その対極として「大悪」である「サタン」を「敵」としてあらわすのに対して、「仏教」が、「仏敵」の中にも「仏性」がある、と示すところに仏教の深さがあると思っています。
妙法蓮華経 提婆達多品第十二の説話ですね。
提婆達多の過去世の因縁、また、彼に成仏の記別が与えられた、という事は大きな意味を持っていて、「提婆達多が仏になる」という事を示すことで、それまで説かれていた地獄、餓鬼、畜生などに落ちた衆生も含め、仏の敵であってもその中に「仏性」(仏の性質)が内在している、という事を表しています。
キリスト教やイスラム教などの「唯一絶対神」を説く宗教が、その対極として「大悪」である「サタン」を「敵」としてあらわすのに対して、「仏教」が、「仏敵」の中にも「仏性」がある、と示すところに仏教の深さがあると思っています。