第27話 犯人絞込み

毒なんて誰が仕込んだんだ。


「毒って誰かに頼まれましたか?」


「頼まれてないです。」


女性はなんだか悲しそうに答えた。


「出るルートもまだ見つかっていないんだろ、」


「見つかってない。ごめん。」


女雄は申し訳なさそうに言った。


「これで出るルートを探すグループの人数が3人になったな、」


ザーザーザーザー


「!?」


みんなが一斉に驚く。


「あ、やべえ」


眠くんはそう言うと外に出て行った。


「どうした親見しんみ


「トランシーバーを持っていたもう1人は君だったんだね。」


僕は玄関からヒョイっと飛び出た。


「バレちまったか」


ザーザーザーザー


「助け、て、くれ」


トランシーバーから金髪の声が聞こえた。


「大丈夫か!?今すぐ助けに行く」


眠くんと僕は一緒に走って小屋を目指した。



一方その頃リビングでは犯人探しが始まっていた。


「誰が毒を入れたのか正直に言え、」


メガネが皆に目を向ける。

誰も反応しなかった。


「この中に犯人は居ないということなのかあるいは、」


「あーこの子の味噌汁に僕んと違うもの入ってる。」


「ワタクシとも違うわ。」


ジョティーヌはそう言うとそれを箸で取り出した。


「これはキノコね。もしかして毒キノコだったりして。」


「あーその可能性はあるね。」


「これは確かに毒キノコだ、学生時代に調べたことがある、」


「誰かが毒キノコを入れて殺害したという事ね。そしてご飯をよそってくれるのは少女達だけだから、犯行出来る時間はよそった後。」


ジョティーヌはそう言うとあの子の周りに座っていた人物を思い出した。


「犯人はやっぱり同じグループのメンバーの誰かよ。」


ジョティーヌは犯人を絞り込む事が出来た。

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