第4話 自己紹介
こうして共同生活1日目がスタートした。
さっきの1つ結び男は罪人だとして、他は誰なんだ?
注意しなきゃいけないのは誰だ?
「よし、じゃあまず自己紹介を始めよう!俺は
彼女が居なくなると、真っ先に話したのは制服を着た男だった。
高校生だろう。
「何1人で始めてんだよ、」
次に話したのがメガネの男。
高身長でスーツ姿だ。
「別にいいじゃん!自由なんだし〜自己紹介も参加自由でいいから!」
「そうか、」
まあ、とりあえず僕も自己紹介でもしておきますか。
悪印象を与えず、丁寧に。
「僕は
「女の子みたいな名前だな、」
クソメガネ〇ね。
僕は怒りを我慢して、ニコッと愛想笑いを向けた。
「自己紹介ありがとう!」
輝明はそう言うと目を輝かせた。
その視界の横で、髪を1つ結びしていたあの男が僕を見て、にたっと笑った。
「ワタクシは、日本人とフランスのハーフ。ジョテイーヌです。よろしくね。」
その男はウインクをした。
僕は美しい顔立ちや、話し言葉に、ちょっと女性っぽさを感じた。
「俺ちゃんは
どよめきが走った。
それを口にするにはリスクがあるはず。
なのになぜ…
ただのバカならいいんだけど。
「もう自己紹介はいい、解散だ、」
またなんか話したクソメガネ。
「えー!でも!」
「他の奴らは自己紹介する気がないみたいだし、しょうがないだろ、」
確かに寝ている人、手をいじってる人、本を読んでいる人など話す気がなさそうだった。
「そうだね!なら解散しよう!」
よし、俺はスマホをっと…
あれ?スマホがない…
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