九十七回目の転生を果たした主人公は、まだ赤ん坊のときに、嫉妬に狂った腹違いの兄に山へ捨てられて──という導入で始まる本作品は、比較的よく見る設定であるにも関わらず、骨太な内容が魅力だ
60話まで読了したがヒロインらしきヒロインはおらず、既に最強に近い主人公がストイックに自らの腕を上げていく展開が多く、逆に異世界転生モノにありがちな臭みがない
チョロ過ぎるヒロインたちとのハーレム展開も需要があるのはわかるが、個人的にはこちらのほうが好みだ
あくまで最強を目指す物語であり、まだ最強とは言いがたいため、時折苦戦するのもいい
読みごたえのあるファンタジー作品を求めるなら、一読を
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