漫画time
1回目書いたときに性的描写が多過ぎて大幅に削ったので文章が少なくなってます。シャワーから話が始まるのは察して下さい。_(..)_
★★★★★★★★★★★★
江馬に弄ばれた雅は江馬と一緒にシャワーを浴びていた。
「……夜の時には思い知らせてやりますからね。覚悟しといてください」
「何か喋った?」
「嫌だって言うまでやるんだから……」
ぶつぶつと言っていて聞き取れない雅を洗面所に置いて、一足先に俺はリビングの椅子に座った。昨日は殆ど進められていなかったから、今日はそこそこ漫画を進めておきたい。進めておかないと爺さんがこの家にやってくるかもしれないし。
フリーのイラストを描くツールを開いて、江馬が漫画を描き始める。
肩の辺りまで伸びている茶色の美髪を乾かし終えた雅は、髪をゴムで纏めてポニーテールにすると江馬の隣に座った。
「おじいちゃんからは江馬さんの補佐をしてくれって言われましたけど、そういえば何を描いているか聞いてませんでした。何を描いているんですか?」
「最近ニクニク漫画で有名になった奴。テレビでも特集されてるあれ」
「も、もしかしてあのシックスパックの奴ですか!?」
タイトルとかじゃなくて初めにシックスパックが出てくるんだと思いながら、俺は雅にまだ投稿していない漫画の部分を見せた。途端に雅が鼻息を荒くさせて、食い入るように画面を見る。品が無いけど、美人がこういう姿を晒すのは個人的に好きだ。美人の鼻フックとか刺さる。……って何を考えているんだ俺は。
江馬が思考を改めようとしていると、雅が興奮したようにまだ投稿されていない漫画の続きを見始めた。
「戦闘漫画っていう世界観もいいけど、やっぱり描写が凄くいい。ここの厚く引き締まった胸筋とか凄いくる。描写が細かくて本当に存在しているみたい。……江馬様にシックスパックがあるってことは、こういう胸筋も存在しているのかな?」
上下垂らしながら江馬の胸部を盗み見る雅。服の上からだと分かりづらいが江馬は胸筋が鍛えていた。江馬様も漫画並みに厚く引き締まっていないけど、女の私と比べると硬くて安心感がある。江馬様の胸に埋めるだけで絶頂する程気持ちいいけど、いつかこんな胸筋に顔を埋めてみたいな。その時の様子を想像して雅の勢いは増した。
江馬はそんな雅を見て微妙な顔をすると、雅の突き出ている部分を力強く揉んだ。雅はヒャ””ンと声を上げると、その場で脚を崩す。湿った瞳で雅は江馬を見た。
「ちょっと、ナニをするんですか!? ……別にいいですけど、シャワーに入ったばかりですよ?」
「いや、何となく」
「何となくで揉まれたんですか私!?」
江馬の様子を見ると何となくではなく明らかに理由がある様子だった。しかし、どうして揉まれたのか雅は分からなかった。江馬が続ける様子が無いのを感じると、雅は用意していた布で床についたのを拭き取り始める。拭き取り終わると江馬の隣に再び座り直した。
江馬がペンタブですらすらと描き始める。転神の言っていた江馬の秘められた才能というのは本当で、修正することもなくどんどんと物語が展開されていく。修正する場所が無く一切止まらず描き進んでいく江馬はモンスターに近かった。
江馬の隣で筋肉を描きあげる度に隣で嬌声を上げていた雅は、江馬が八ぺージを描き終わった辺りで気が付いたように言葉を口から出す。
「……江馬さんが漫画を描いているのを見ていただけですけど、これって補佐に入りますか?」
「お腹が空いたからご飯が食べたい」
「入りませんよね。ご飯作ってきます」
補佐をすることを忘れていた雅はどこか残念そうにキッチンへ行くと、料理を始めた。
―――――――――――――――――
江馬にほんの少し独占欲が生まれる。
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