第26話 美和子との再会1

今日はハローワークの最初の顔だしだったが

失業保険などどうでもよくなっていたが、自分のご褒美に

ウエスティンHOTELの最上階でランチを食べることにしていたので

そのついでにハローワークに向かった。

係員から説明を聞きパソコンの求人の画面を見てハンコをもらい、そのままウエスティンHOTELに向かった。


ウエスティンHOTELは街の中心部に近いとは言えそんなに人通りがあるわけではなく歩道が広いため(自転車専用道路も併設)行きかう人もまばらであった

信号待ちをしていると、向かいに2~3人が同じく信号待ちをしていた。

車両の信号が矢印になり、そして赤に。

歩行者専用の信号に眼をやると青になったので、ウエスティンHOTELを見ながら信号を渡った。

横断歩道の中間あたりで声をかけられた


「昭君」


美和子であった


「あ!」


「お久しぶり」


「あ」と叫ぶと、もう信号は点滅だったので急いで

美和子の手をとって信号を渡った。


「本当久しぶりだね」


何故か分からないが、自分でも驚くくらい普通に話が出来た。

FXでの自分の自信がそうさせたのかも知れない

普通に今からウエスティンHOTELで食事をすることを伝え

スマートに誘った。


美和子は二つ返事で昭の誘いに乗った

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