第17話 会社を退職
そうだ居酒屋「粋」にいって見よう
美和子に逢いに行って見よう
何故かハイテンションの俺は凄く行動的になった。
急いで地下鉄に乗り「粋」まで急いだ。
今日は美和子ちゃんと凄く話せるような気がして
気分は最高でした。
「粋」に着くと・・・・・・
「あちゃ~~」閉店になっていた。
帰るのがもったいなくて近くのバーに行って見た
今までの自分だったら絶対入んない様な所。
扉を開けるとネクタイ姿の男性がさも迷惑そうに
「いらっしゃいませ」と眼もあわせずに言った。
やけに高い椅子で座りにくいし、クルクル回って面倒
軽く後ろ向きでジャンプをして座ったら、
隣にいた女性達ちが「9.0」とか言って、二人で大笑いをした
初めて女性を笑わせたのが妙にうれしかった
ビールを頼み彼女たちに
「仕事の帰りですか」
勇気を出して聞いたら
「もう二次会の時間だよ。ねぇ」
「12時よ。ハハハハ」
「そうだね。ハハハハ」
と言って後が続かずビール一気飲みしてお会計してもらいました。
そのまま家にハイテンションのまま帰りました。
家に着くと急に酔いが回りそのまま寝てしまいました。
明け方近くに寒くて眼が覚めて急いでベットに入りましたが
なんか熱っぽかったのですが、睡魔に負けてそのまま寝てしまいました。
朝に眼が覚めると、体がだるい。
体に力を入れて、食器戸棚の引き出しから体温計を取り出して
熱を計ってみると39℃
39℃の数字を見たかも知れないが、また急にめまいがし
急いでベットに入りそのまま深い眠りに入ってしまった。
途中眼が覚めたが起きる気にはなれず、そのまま眼をつぶっていると
引き込まれるように寝てしまった。
額に優しく、暖かい 手の感触があり、その手の暖かさは
額から全身に波紋を描くように全身に広がり、体が生き返っていくのが
感じ取られ、みるみる体が回復していくのを、昭は感じ
静かに眼を開けると、そこには美和子が優しく微笑み
自分の熱を測っているのがぼやけて見えた。
「美和子」そう叫ぶと昭は飛び起きた
昭の眼に飛び込んだのはいつもと変わらない自分の部屋の風景だった。
「夢か」そう思って落胆した昭はもう体は完全に回復しているのを
感じ我に帰った
どの位寝ていたのだろう??今は何時だ??
時計は朝の6時を指していた。
一瞬日にちの感覚が分からなかったが、一日半は寝ていたみたいだった
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