第3話 嫌な上司
そんな平和な職場にひとつの転機が訪れた。
稲場は本社に栄転となり、新しい上司(川口)が仙台支店に来ることになった
川口は、昭と同じ高校を卒業し、東京の有名私立に入学。本社勤務5年の後
仙台支店に10月に配属された。
彼は会社の中ではキャリアで、通常だと2~3年地方の各主な都市の支店を周り
また本社勤務に戻る。
もともと有名中学校、進学校、有名私立、父親は教育委員会、と毛並みのいい川口はちょっと鼻にかけた所があり、昭はあまり好きではなかった。
まして自分と同じ高校の後輩となれば、少し先輩風を吹かして
いじめてやろうかとも思っていた。
昭はみんなが嫌がる道路工事の交通整理や、量販店の祭事の駐車場整理など
上司稲場の時は率先して仕事をしていた。
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