第4話 クレームの多い職場
ある日 紳士服の量販店歳末セールの駐車場整理の仕事が入り、
昭に川口から打診が入った。
そこは地下鉄の駅からも近く、車を駐車場に止めてそのまま買い物もせずに
出かける人が多く、警備員が注意すると逆切れして本社にクレームも電話をする人が結構いて、皆あまり行きたがらない現場でもあった。
「昭君、申し訳ないが泉店の紳士服の駐車場整理に行ってくれないかな」
「アソコはクレームの多い所ですよね」
「そうだよ。それがどうかしたかね」
ちょっとムカついたが、断われない威圧的な態度に釘をさす意味で
「まぁいいですよ、後輩ですし・・・」
「後輩??」
「えぇ 高校の」
「昭君はどこの高校だい?」
「仙台○高です。」
「は!!何でこんな所にいるの?」
いかにもお前そんな高校に入っておきながらこんな仕事してるんだ
はは~~ん落ちこぼれか?
年に一人くらいはいるもんなぁ~~そんな奴。
そんな奴に後輩呼ばわりされて、一緒にされたくない
そんなお思いが顔の前面に出いて
「仙台○高卒業ならうってつけの仕事じゃないか、ハハハハー」
悔しかったがそうですねと返事をして仕事を請けました。
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