ホントに、馬鹿…。

苦し紛れの『言い訳』

そんな言葉、信じることが出来ると思うの?

男なら、男らしく、認めなさいよ、まぁ…

認めた所で、『許し』はしないけど。


        もう、さようなら。

        もう、要らないよ。

      もう、あなたなんて―――…。

 

        私がこの答えを出すまで

    「何も考えなかった」って本当に思ってるの?

  「きっぱり決めた」なんて、本当に、本当に、思ってるの?


        だったら、あなた、本当に、

       『馬鹿』―――…だよ―――…。


「あなたの側にいられるなら、それで良いの」

あなたは、そんな私を、なんで裏切れたの?

あなたは、二人のすべてを、『嘘』にしたの。解ってる?


         もう、さようなら。

         もう、要らないよ。

       もう、あなたなんて―――…。


     「あなたが、その言葉で、ずっと、後悔すればいい」

            そう、思ったけど…、

        きっぱり、決めたのは、あなたの方。

        本当の、本当に、後悔するのは、私。

        そうしたら私―――…『馬鹿』だね。


 裏切られて、許せない、って思っても、結局、すきじゃなくなっただけなら…

  

          もう、さようなら。

          もう、要らないよ。

        もう、あなたなんて―――…。


        あなたがこの答えを出したの?

    私は、何も気付いてなかった…それだけで、終わるの?

  なのに…なんで私、まだ、本当の、本当は、あなたを、想ってるの?

        


          もう、さようなら。

          もう、要らないよ。

          もう、君なんて…。


         私がこの答えを呑み込み、

       全部、全部、忘れてしまえるって、

    本当の、本当に、きっぱり忘れられるって、思ってるの?   

 


           だったら、あなた、


       本当に――――…『酷い』―――よ…。



       だって、あなたの優しさを知ってるから

         あなたの温もりを知ってるから

      あなたのすべてを知ってしまったから―――…

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