一度墜ちれば…
つかみ損ねた その手を
愛おしみながら 私は 何処へ向かうのだろう…?
いつか 何処かで あなたに出逢えたら、泣いてしまうかも
積んで 重ねて 崩した
そんな想い出は 消える? 消えない? どっちだろう…?
いつか 失くした 欠片を 拾って
“傷”が 疼くかも…
『なんで?』 って 言いたかったよ
『どうして?』 って 聞きたかったよ
私が泣いて泣いて泣き叫んで あなたが困って困ってどうしよもないくらいに
足早に駆け抜けた…
きっと “今度” があるなら
もうその手を 離したりしない
そんなことを 私はここで想う…
だけど、いつか あなたの “噂” を聞いてしまう かも…
『やだよ』 って 言いたかったよ
『嘘でしょ?』 って 聞きたかったよ
私が泣いて泣いて泣き喚いて あなたが辛くて辛くてどうしよもないくらいに
終わり など 簡単ね…
恋 なんて 一度 墜ちれば…
『好き』 って 言いたかったよ
『もうダメ?』 って 聞けなかったよ
私が言いたかったことは 私が伝えたかったことは
だけど出来なかった。
あなたの瞳は とっくに “前” だけを 向いていたから…。
さよなら と 駆け抜けた…
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