飛行機雲

「もう、きみは忘れたよね…」

口に出してみたら、なんか 寂しくなって

「まだ、きみをすきなんだよ…」

1人言ってみたら、すごく 悲しくなって


心の『やらかい』場所をつかんだまま きみはいなくなった


    飛行機雲がうすれてゆく また、きみとの距離がひらいてゆく

    『この手』は今も きみの温もりで 出来ていて

    「もう    いいよ     …」

    僕の涙では きみの温もりは 冷ませないままで…


「もう、きみを忘れるから…」

口に出してみても、とても 出来そうにないや…


心の『やらかい』場所が 今でもまだ きみを憶えている


    飛行機雲を見つめていたきみの  その横顔は本当に綺麗だった

    『この目』は今も  きみの横顔に 惹かれている

    「もう     いやだよ   …」

    きみの想い出は 僕にのしかかって 離してくれない…


心の『やらかい』場所で 今でもまだ きみを愛している


    飛行機雲が消えていった  もうきみとの距離は計り知れず

    頭も胸も 全部 きみのこと 憶えていて   

    「あぁ…    痛いなぁ   …」

    なんできみは 僕を置いて行ったの?   



        喉が 、      熱く  なる  。

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