　　　　　　これは最後のラブレター

　　　君との恋をしまい込んだ　最後のラブレター

歪で　下手な文字。　　　上手く書けるまで、　繰り返した。

君が笑う度、嬉しかったこと。　君が泣く度、僕まで、悲しかったこと。

　　　　　　「いなくならないで」

　　君の言葉は、胸に大きな棘のように刺さった

　　　　「こんなこと、してる場合じゃない」

　　　君を　　　抱き締めなきゃ　　　抱き締めなきゃ

　　　　　すきだよ　すきだよ　すきだよ

　　　　　どうか君が幸せでいられます様に

器用な　ふりをした。　　　いつも『完璧』で　いる為に　そんなことの為に。

君を守る為、葛藤したけど、　　君に何も残せないまま行かなきゃいけない…

　　「ありがとう」なんて言うから「ごめん」しか言えないじゃないかよ…

　　　　　「こんなとこに、いる場合じゃない」

　　　　君を　　追いかけなきゃ　　　追いかけなきゃ

　　　　　　ごめんね　ごめんね　ごめんね

　　　　　　僕が君を幸せにしてあげたかった…

　　　　　　　これは最後のラブレター　　

　　　　君との恋をしまい込んだ　最後のラブレター

　　　確かめたら、君の手で、破って、宇宙の、屑にしてね。

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