この街は生きている
あなたが いなくなってっから ずっと…
私の『時間』は『止まった』ままよ。
空気を吸うのもままならないよ、この街が生きているのも忘れてしまいそう…。
あぁ…今日は雪ね。こんな寒い日、どうやって過ごしているの?
私の心は、まるでこの街みたい。凍ったままよ…
空気を吸うと気管が痛い。この『喉』で生きてることに気付かされる日々よ…。
でもね、思うの。 私、なんで『息』をしているんだろう…って
あなたがいないなんて信じられない…
もう 手を繋ぐことも 笑い合うことも 心が通じ合うこともない…
私、何の為に生きていこうか…
あなたと会えなくなるのなら、もういっそのこと私の心臓止まっても良い…
あなたの匂いのしない空気は 美味しくもなんともない いつだって、
『
そして、思うの。 あなた、なんで、いなくなったんだろう…って
「私がいけないんなら、すぐ直すから!」
「もう、そうじゃないんだよ。君は…悪くない」
あんなに 通じ合ってた心… あの時にはもう、どうしようもなかった
もう要らない 空気なんて惜しくない あなたの匂いのしない空気なんて!!…
だけど、この街は、『生きて』いるんだ…
私も生きていこう。 もうあなたがいなくても…。 そう、一人でも…。
もう手を繋ぐことも 笑い合うことも 心が通じ合うことも 無い。
だけど「いつかまたね」 あなたが 言うから…
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