共感&共感です。
冒頭の「人生讃歌や自然讃歌は、文学の場合には、寧ろ言葉を逸した行間の挫折に於いて為される」に首がもげるほど頷きました。
「言葉が言葉を超えて、その響きすらも失して、殆ど空間と溶け合ったところの不可能の世界に、永遠の憧憬と讃歌とを捧げているのに違いない」の部分も。
文学では可能な限り言葉を尽くすけれど、本当の感動があるのは言葉の外なんですよね。本当に美しいものを前にしたとき、「美しい」なんて言葉は無力ですから。
なんか、すっごいですね。考え自体は同じなのに、これだけ語彙豊富に感性豊かに表現されるなんて。坂本さんの筆力の高さに改めてビビりまくってます。
『憂はしげなコーパス』も『恥晒しのエチュード』も、その文学性って「断言」と「断言」、つまり「哲学」と「哲学」を激しくぶつけ合い、最終的な答えを出さずに終えるところですよね。突き放されて終わるからこそ、残る余韻が凄まじいんです。哲学だったら、理解したあと納得して終わりですけど、文学は色々考えさせられます。そこにこそ意味がありますから。
論理的な正しさより直感的な正しさを優位に置くっていうの、私が言ったらアホでしかないけれど、坂本さんのような論理に優れた方がおっしゃるからこそ響きます。文学ってそういうものですよね。
とても面白かったです。拝読しながら、霧が晴れるような感覚をおぼえました。
ご謙遜が過ぎる箇所も混じってましたが、そこが坂本さんの味でもあるのかなと思います。
書いてくださってありがとうございました♪
仰られる通りかと思います。
私はいまは、ただこの緒言が、ひどく苦しく峻厳な旅程に挑む宣言であることに驚いています。
ぜひ読んでみたい一方、なぜそこまでしなくてはならないのですか。
なにやら応援コメントとしては変な質問ですね。