𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.14


俺は会場に上がって皆に挨拶をして皆の反応を見る、戸惑う者や俺の姿を見て頬を染めるもの少しばかり嫌な顔をする者と後は、俺がこうなったことを知る者達が、喜ばしいと思うほどに、喜んでいる人もいる、そんな様々な貴族達からの視線に晒されるが、俺は隣にいるレイラがいるおかげなのか、落ち着けている


それを会場にいる者たちは拍手で返してくる、皆への挨拶を終えた俺に、父上が横に来て改めて挨拶をする



「皆の者よ、これからこのアルノルトが今後この帝国の事を、導けるように大いに活躍してくれることだろう!それでは皆よこの式典パーティーを楽しんでくれた前!!乾杯!」


『『『乾杯!!!』』』


そう言いながら俺は、立太子の為の挨拶を行うため、椅子に座り貴族達の挨拶に転じる事になった




▼▽▼▽▼




「アルノルト殿下、今日は立太子おめでとうございます。本当にお変わりになられましたな、見違えましたよ。」


「ありがとうへライズ公爵、これからは皆に恥じないように、この帝国を導けるよう努力して行くつもりだ。

だからこれからも父上やこの帝国の基盤をどうか支えるように助言をしてくれ」


「いえいえ、それが私の勤めなので、殿下が、そのようなことを申せなくても、今後もこの帝国を支えていきますとも」



そういってへライズ公爵は少し頭を下げる、そこから続けるように、公爵が隣にいる2人を紹介し始める


「アルノルト殿下、まだ幼かった頃にあって入ると思いますが、息子と娘を紹介させてもろよしいでしょうか?」


「ああ、構わない気楽に話して貰って構わないぞ」



そう言うと、息子の方が少し前に出て、挨拶をする


「お目にかかれて光栄です、アルノルト殿下、私はへライズ公爵家の長男マゼンダ・へライズと申します。マゼンダとお呼びください、今日は立太子を迎えられて、おめでとうございます。」


「ありがとうマゼンダ令息、君も今後お世話になると思うから、よろしく頼むよ」


「はい!私も父上のように、これから精進いたしますので、よろしくお願いします。」



そう言ってからもう1人の俺の、かつて婚約者となる女性が前に出て挨拶をする


「立太子おめでとうございます、アルノルト殿下、兄と同じく公爵家長女のノラリス・へライズです。ノラリスとお呼びください、アルノルト殿下が変わられて私は嬉しく思います。」


そう言ってにこやかに微笑んでくれるノラリスに俺は



「ああ、そうさせてもらうよノラリス穣、君も最初にあった時と見違えるほど、綺麗になったね。あの時は無視してしまったが、今後は君に何かあれば、助けになるよう精進していくよ」


そう言って彼女に微笑んで見せると、彼女は少し顔を赤くして、目を逸らした。それを見ていた父上と母上は、何やらニコニコしていた



そこからは、少しぎごちなくなったノラリスと一旦別れて次の貴族が挨拶に来る。


順番的にへライズ公爵家に次ぐ家柄は───


「お久しぶりですな!両陛下並びにアルノルト殿下!!私はユゼッタ公爵当主 アイノルズ・ユゼッタと申します。それから、こちらが私の娘たちです!!アルノルト殿下には今後とも仲良くして貰えると嬉しいものですな!!ハッハッハッ!!」



そう言って豪快に笑顔を見せる、アイノルズ公爵はそう言って笑う、その横で2人の姉妹は俺を見て頬を染めながら見つめる。


それに俺は


「ああ、娘たち共々よろしく頼むよ、ユゼッタ公爵、それからすまない、紹介をしてもらうんだったな遮ったようだ、許せ」



そう言うと2人の姉妹たちは慌てたように、なって姉の方が先に挨拶をし始める


「いえ!とんでもないです。自己紹介が送れましたが、私は、ユゼッタ公爵家長女で、レイニー・ユゼッタと申します。

本日は立太子おめでとうございます。貴方様のご尊顔を見れて私凄く嬉しいです!!」


そう言って恋する乙女のような表情で俺を見てくる。ここまで分かりやすく来られたらいやでもわかる。



それを隣で聞いていた妹も、少し姉のレイニーの言葉にムスッとして挨拶する


「もうお姉様だけずるい!初めましてアルノルト殿下!!私はこちらのお姉様の双子の妹でヘレイン・ユゼッタと申します。素晴らしい 鍛え方をされた筋肉ですわね!下から見た時は、確証は持てませんでしたが、今みると厳しい訓練をされて引き締まった身体だと確信できますね!!どのような訓練をされたのですか!!」



そう言って興奮したように、ヘレインが尋ねてくる、彼女は優秀な魔法士に加えて、かなりの筋肉フェチなのだ、魔法や勉学を学ぶこともそうだが、小さい頃に格闘技で見る腕の筋肉や腹筋の割れ具合などを見てなにかに目覚めてしまったのか、そちらもかなり見る目がある。


そんなヘレインが、頬を染めた理由がアルノルトの2年間絶えまない努力をして痩せた姿で、それを見抜いたヘレインは、こう思っていた、『あの筋肉の秘密が知りたい』そんなことを考えながらアルノルトを見ていたのだ



アルノルトも設定上の彼女を知っていたがここまで、興奮するとは思ってもみなかったため少し圧倒されていたが、今まで学んだ崩すことの無い笑顔を保ていた為内心ほっとしていた。


ヘレインがいったその疑問に俺は答えるように話す


「凄いね、ヘレイン嬢服越しでも分かるんだ」


「ええ!自慢じゃないですが、少しどんな訓練をされていたのかぐらいの予想は出来ますよ」



そう言われてホントすごいなと思えた、俺はそれに合わせて言葉を告げる


「そうなんだね、私はこの2年間第1騎士団の訓練場で帝国騎士団長に手解きをしてもらってたんだ、それを投げ出さずに必死に訓練してたら、このような体つきになったんだよ。」


そう言うと、ユゼッタ姉妹は目を輝かせて俺を見つめる、少し圧倒されてしまったけど、前世での記憶のような、気味悪いような態度で接することがなくて良かったと思えた。



やはり見た目を変えて、こう穏やかな性格になったら、皆の印象も改善できると思えてきた。

それから少しだけ2人と話して別れ、ほかの貴族達とも挨拶をして一通り挨拶を終えた所で、私は、式典パーティーのホールに向かうのだった。




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



この小説をお読みいただきありがとうございます!!m(_ _)m


この小説が面白いと思った方は、フォロー、★3点にコメントの程よろしくお願いします!



次回は、土曜の21時に投稿、ノラリスsideを上げていきますので、乞うご期待(*´ч ` *)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る