𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.11


今日は、騎士団との訓練の日、早めに朝食を済まして、馬車に乗り訓練場に向かう


そこで、前に起きた事を思い出す


あの時、何かに差し迫った時に、スキル『身体強化』が発言した、この世界では、そうそうスキルを習得出来るようなことは無いとも、セバスから学んだ。



ゲームではスキルは、ストーリー事に獲得していく流れで、どう動くかによって貰えるものも変わってきていた。

それを考えても継承の儀でのあのスキルは、イベントで最も簡単に入手していた。


それを考えても一般的なスキル、前に授かった『身体強化エンハンスメント』やそれに属する身体における強化するスキルは条件次第で、獲得出来ると思える。



俺はそう考えている内に、訓練場へと着く


今日は、出迎えはなく、門兵に挨拶をして入り、いつも訓練する場所へと向かう


「第1騎士団の皆!おはよう!!」


俺は着くなり大きな声で、皆に挨拶をする、すると訓練していた騎士団が、『おはようございます!!アルノルト殿下!!』と挨拶を返してくれる



挨拶をし終えてたら、物凄い勢いで走ってくるガルゼスがやってくる


「殿下!!申し訳ない、少し書類仕事でバタバタしていたのだ」


「大丈夫だよ、ガルゼスそれよりノトムはどこに?」



俺は、周りを見てノトムが居ないことに気づいて聞いてみた


「ああ、ノトムは今この時間は、1人で坐禅を組んでいるんですよ、奥にある部屋でいつも始まる前に数分ほど」


「そうなのだな、なら行かない方が良さそうだ」



俺はそう言ってガルゼスに今日の訓練の内容を聞く


今日のメニューは、この前に発言したスキル『身体強化』を使ってどれぐらいの時間続くかを試すらしい


昨日の訓練の内容で、オレがノトムに攻撃を入れることには変わりは無いが、それにスキルを使っての事だから、ある程度はこの前よりも攻撃を当てられる可能性はあると思っている



そう思っていると、ノトムがこちらに戻ってきたので、ガルゼスがノトムにその内容を言って俺との組手が始まった


俺はスキルを唱える


『身体強化』


それからは、ガルゼスが合図をして始める、俺は勢いよくノトムに向かうが、ノトムは平然とそれを見て交わす。



俺は『身体強化』した状態なのに、前と同じように避けられて、この間も手加減してるとは思っていたが、ここまで合わせていたことにようやく気づく、あの時はいきなりだったから油断してたのだと、改めて思った


それを約15分続けていると俺の体が急激に重くなって、行きも荒くなる、スキルの効果が解けてきたのか、俺は重い膝を地面に着け、息を荒くして地面に手を着く


「ハァ...!ハァ...ハァ...」



そこからは、ガルゼスは休憩と言ってふむふむと頷いて、何やら考え込む


「アルノルト殿下大丈夫ですか?」


「ああ、ハァ...少しすれば問題ない」



俺はそう言って、少し重い足を起こしてノトムが俺を支えつつ、壁の方まで肩を貸してくれる


「アルノルト様、タオルとお飲み物をどうぞ」


「ああ、ありがとうセバス」



そう言ってセバスが水が入った補給袋を渡してきたので、俺はそれを浴びるように飲む


「ハァ...ゴクッ!ゴクッ...」


水を飲んで落ち着いた所でガルゼスが来て俺に話しかける



「殿下、これからのメニューなのですが、そのスキルを使っての訓練を続けてもらいます。

スキルが切れたら、10分休憩してスキル効果時の倍の時間、最初にやっていたメニューをこなしていきましょう」


「ああ、それなら無理にはならなさそうだ」


かなりハードな訓練だけど、ここで諦めたら、今までやってきた意味もないとそう思ったので、了承した。


それからは、週に5回訓練場に来て、激しい運動を続けるのであった




◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


少し投稿遅れて申し訳ないm(_ _)m


明日のこの投稿時間に、もう一本投稿する予定ですので、よろしくだよぉ〜( ˙ᵕ˙ 人)




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