𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.5


皆さんこの作品を読んでいただきありがとうございます!!作者の想歌です(-⊙ω⊙-)ゞ


𝐒𝐭𝐨𝐫𝐲.4での映像の内容について少し伝えておきます。ざっくり言うと8年後の学園を卒業してからのストーリーです。

なのでアルノルトが18で妹のレイラが12でふね。


原作では描写されないものだけど、この世界ゲームの記憶が主人公に流れ込んでくる形にしているので、こういったものになりました


それでも皆さんが気にならないと思えるような作品構成にしたいので、今後もこのような夢での形をちょくちょく入れていきますのでご了承くださいm(_ _)m


それでは続きをどうぞ!!(`・ω・´)ノ



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇



レイラside


今日は、久しぶりの家族全員での食事会母上とは週に1〜2度あっているがお父様とはそこまで会う機会はないので、楽しみだった。だけれど、家族全員ということは、今日お兄様も来るということ


食事の時でさえ構わず、食事を運ぶ給仕の人にセクハラまがいのことをする。

それを見ていて気分が悪くなったりもした。


そんなことをまたやるのだろうかと思いながらも私は食事を摂る部屋に向かう



私が着いた時には母上も父上も席に座っていて、残りはお兄様ただ1人だった

私は父上と母上に「おはようございます」と挨拶をして父上と母上も「おはよう」と挨拶をして、席に座る


そこから数分してからお兄様がやってきた、今日はどんなことをしでかすのかと思いながらも昨日のこと思いながら、私はお兄様を見る



すると



「おはようございます、父上、母上それからレイラも」


そうお兄様が言い放ちました、私は何故お兄様が挨拶をするのか、全く予想もしてなかったことに困惑し、驚きの表情でお兄様を見ます。


お母様も驚かれているということは、やはり信じられないのでしょう。それでもお父様は何か知ったように、少し口の項が上がってるのが分かります。



そう思っているとお父様がお兄様に声をかけます


「アルトよおはよう、昨日はゆっくり眠れたか?」


といって昨日あったのかそんなことを言います。そういえば昨日は誰かを待っていたようにあの場にたっていたお兄様だったなと思い出します。


多分あれはセバスを待っていてお父様との面会を待っていたのでしょそう考えれば先程の言葉はしっくりきます



それからお父様に合わせてお母様も「お、おはようアルノルト、ごめんなさい久しぶりに挨拶されたから戸惑ってしまって...」とそう告げます。


私は戸惑いながら、声をかけることができませんでした。



それから、食事が運ばれてきます。いつも通りの量でお父様やお母様も揃えられた量、そしてお兄様のテーブルの上には私やお父様やお母様の量の倍はある料理が並べられています。


それをいつも完食しているのを見てるので、もう舐めて欲しいも思うのも諦めていました



だけど今日2度目の信じられない言葉を聞かされます


「父上、すみませんが食事の量を減らしてもよろしいでしょうか?」



「うむ、構わぬぞアルトの好きにするがいい」


「ありがとうございます、これからは父上や母上と同じ量にしてもらえると私は助かるのですが、

これを作ってくれた料理人には申し訳ないのだが、私が指定するもの以外下げて貰えないだろうか?」



そんな言葉をお兄様は告げて使用人や給仕の人に指定した食べ物以外を取り下げます。周りにいた皆も何が起こっているのだなど言っていて私もこの現象がなんなのか、全く理解できないでいます。


いつも給仕女性が近くに来たらお触りするはずなのに、近くにきた人には何もせずにただ下げている料理を見るだけ、なにかお兄様に変化があったのは確かだし、周りを見つめる視線もどことなく申し訳なさそうな表情をしています。



私は気になって食事中お兄様の顔をちらちら見ながら食事をするのであった


それから食事が終わり、私やお母様は部屋から出ようと一緒になります。私は少し気になってお兄様を見ていたら、お父様と何かを話しているのが見えます。



それをお母様も見て呟きます


「アルノルトは何かあったのでしょうね、あんな表情何年ぶりかしらね」


そうお母様が呟きますそれに私は



「以前のお兄様とまるで違うけど、今のお兄様が続けば私嬉しいです....」


「そうね、私もそう思うわ」



そう言いながら、私とお母様は部屋に戻るのであった





▼▽▼▽▼





「ゼバスでは向かうか」


「ええ、参りましょうアルノルト様」



そういって俺は馬車に乗り訓練場に向かう


「殿下!!待っていましたぞ!!」


そういって、ガルゼスが出迎えてくれた俺は一応連絡してもらっていつ頃になると予め訓練場の方に伝えていた


それでも騎士団長自ら来るとは思っておらずに少し日が引けてしまった



「ああ、昨日ぶりだが、待たせて済まないな」


「いえいえ、事前に連絡を貰っていたので構いませぬぞ!!では訓練場に向かい、早速訓練とか致しましょうぞ!!」


そういってガルゼスは俺の手を引き引っ張るような形で連れていかれるのであった



それから俺は、昨日のメニューをガルゼスの息子ノトムとこなす。俺よりも引き締まった体押していたため少し離れるた形で走っていたが、ノトムは俺を気遣っているのか、言葉は無いがある程度ペースを調整して合わせてくれる


走り込みが終わり、俺とノトムで屈伸を交互に手伝い、腕立て伏せも一緒にこなしていく


その過程で、俺とノトムは少しだけ打ち解けていく。口数は少ないが決して嫌っているような雰囲気や邪険にしようと思うような感じでもない。



それに俺は少しだけ嬉しく思えた、原作では会うことも無くただ一騎士でアルノルトにとってはただのコマとかしていた

だけど、唯一と言っていいのは、それでも仕事を必ずこなして淡々とした性格で仕事をこなす騎士団長だった。


ノトムの父が引退してからも、アルノルトの傍若無人の振る舞いに耐えていたが、学園卒業後のパーティーで追い出させる



そんな検診的だったノトムは何故あのアルノルトに尽くしたのかも俺には分からないがどんな事があっても守り通す意思がそこにあったような感じだった。


だから俺は



「なあ、ノトムよ少し聞きたいことがあるのだがいいだろうか?」


「.....はい、なんでしょう殿下」



声は小さいが、返事をするノトム、少しばかり俺はノトムのことについてきく


「ノトムはなぜ文句を言わず、俺に合わせるようにしてくれるのだ?ノトムにとってはなんのメリットもないだろう、それが私は気になってな」


「.....」



俺がそう言うとノトムは少し黙り込む


それからノトムは



「それが私が与えられた仕事であり、この帝国ひいては国民のために繋がると、私はそう思っております。

そして殿下は、この国の皇帝になられるお方なので、嫌だだのやりたくないだのと言うような軟弱者には私はなりたくありません。私はそう師匠であり父さんである人から教わりました」



そうノトムが言い放った言葉には意志の強さやめげることの無い強い魂があったのだと思えた

(だからゲームではアルノルトがあの時に言い放った言葉にもそれがこの国のためと思えるよう何も抵抗せずにいたのか)とそう思えてくる


俺はそれを聞いて手を差し伸べて告げる



「なあノトムよ、私と友達にならないか?今後私は鍛え抜いてこの体と心いや、魂を鍛えていく、それにはお前が必要だ、だから今後も仲良くできるものなら仲良くしたい」


そう告げてノトムに手を差し伸べノトムもあまり表情は変わらなかったが、握手を交わしてくれるのだった





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