第29話

わたしは屍者の帝国のとある細谷佳正さんのセリフが好きだ。魂はすぐそこにあったかもしれないのに。


ちょっと違うかもしれない。もう一度見たいけれどグロテスクなDVDを部屋に置きたくないのだ。細谷さんがベタ褒めしていたNetflixで見られるようにならないかな。そしたら契約する。

もう一度あの小説を読むのは大変だ。いま、わたしは正気だ。お風呂で入浴中の時に、スマホをジップロックに入れて、声優と夜遊びを見ていた頃が懐かしい。

あ。

恐ろしくなってきた。

寝よう。

やっと元気になってきたのだ。


あしたもわたしは同じことをする。

ラプラスの魔。そんな言葉が好きな時もあったな、と思い。


寝る前の薬を、わたしはシートから、ぷちりと出す。統合失調症の方々。覚悟しましょう、いえ、そのまえに知識を一つ。

体重が増加する薬があります。

わたしの体重はいま七十キロです。身長があっても腹は突き出て、胸はそのまま、背中に贅肉、脚も指も何もかも変わります。幻覚を繰り返すくらいならマシですが、もし、太り出したら、それが嫌なら、大きい病院のお医者さんに相談しましょう。

うつ病の方、表情筋、動きませんよね。心が動きませんよね。元気って、元の気ってなに、元気な自分に戻れってこと?そもそも元ってなに。死にたいと検索すればこころのダイヤルや悩んでいませんか?の太字。何にも利用したことがありませんでした。

ああ、寝なくては。

寝られそうですか?


こんなつまらないうつ病、メニエール病、耳石の狂い、原因不明、不安障害、パニック障害、乗り物恐怖症、なにより独りよがりなひとの文章を読んではいてはいけません。


次からはTwitter、メーテルの混乱が始まるのですから。

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