第20話
神、安元洋貴が言う。なにおまえ風呂入ってんの。
特別出演、月曜日に共に夜更かし中の江口拓也が言う。わあー、すごいきれいなひと。
棒読みに聞こえるのは彼が声優だからである。
AbemaTVの声優と夜更かしを見ながら、体重四八キロ、身長百七十二センチメートルの明鏡は風呂場で、入浴をしていた。しかし神が叫ぶ。
おま、これ、みんな見てんぞ!!
妄想の中の出来事である。
夜更かしは何名かの視聴者ゲストを集め、中継した百名ほどの人物と会議のような形でコンタクトを取っていた。そして神は「切れー!放送を切れー!!」こいつのを見ていいのは神たるオレだけだー!!と絶叫して番組の中継と皆の脳内コード、脳内無線を切ろうとする。
そんななか平然と、へー、今のがイヴさん?とカラーメガネ青年はプラスチックストローで飲み物を飲みながら椅子に座っており、居づまいをただしたりしながら長い四肢を持つ長身で、(長身なので体を何度か動かさないと辛いのだ)ゆったりとしたクリーム色のニットと黒いズボンを着こなしている。首元が緩く少し鎖骨が見える。一方、神はヒトビトとの間に繋いだ映像実験にとんだ事故が起こってしまったので、オレはなんであいつを作ってしまったんだー!!と頭を抱えたくも持ち前の、宇宙は創世していないが、地球を使った自負はあるので、上下黒いジャージに、体の側面に二本線のラインが白く走る、よくあるタイプのダボったい服を着て。
ふかく椅子に腰掛けていた。
イヴこと明鏡は自身の頭のてっぺんよりすぐ下の、天パの一番ひどい部分を気にしてた。チリチリとはしていないが、レオナルド・ダ・ヴィンチならこの流れを水がパイプを通った後下にくだり、水泡となってまた上へ流れる様だと表してくれるだろう。
まあ。神に言わせれば。ぶっちゃけるとFGOという某有名ゲームのレオナルド・ダ・ヴィンチ。あのキャラクター。ぶっちゃけてぶっちゃけてこの衆人監視(電波を受け取ることができる限られた聖人の中で)の話だが。このイヴをモデルにした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます