第60話
ようやく、本格的に物語が始まりそう(プロット皆無)
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冥奈の召喚及び契約から数日、高校入学の日がやってきた。
俺が通う高校は、退魔師の家系の者たちやそれに関係のある家の人間が多いため顔見知りが多いらしい。俺いないけど。
ん?冥奈はどうなったかって?ええ、人化しましたよ。黒のロングに青いメッシュを入れた髪と空色の瞳で可愛い系の美少女でしたね。
しかも、何故か紗枝は冥奈に威嚇する事もなく可愛がっていた。おそらく妹ができた感じだったのか?俺には問い詰めまくってきたと言うのに...
まあ、そんな事言っていても仕方がない。
何故なら今は高校の入学式の真っ最中なのだから。
と言っても、入学式は前世と一緒で無駄に長い校長先生の話があり、鍛錬のおかげで、眠たくなることこそないが退屈ではある。
強いてあげるならば、この高校では退魔師の家のものが多いせいか入学式に制服できているものがほとんどいない。なんなら俺も制服じゃく、夜翁の時に着ている物と似た家紋付きの羽織袴だ。
他の生徒も家紋の入った着物や、戦闘服のようなものに制服は制服でも高校では無く戦闘部隊の制服を着ていたりなど無茶苦茶だ。
俺がそんなことを思いながら、まだまだ続く校長の話を聞いていると、外から妙な気配が高校に近づいて来ていることに気づいた。
「これは...人だな」
うん、やっぱり人間だ。少し変な感じがするが、人の気配。ただ、友好的ではないな。敵意や殺意がむき出しだ。
「少しまずいか?」
多分だが、これが月読が言っていた邪神の信者あたりだろう。一応この高校にも警備はいるし教員も退魔師だが、基本弱いか歳をとっているかのどちらかだ。(上流階級が通う高校なのにな)
事実、この高校には上の上の退魔師が四人いるが、内二人は現役を引退した年寄りで他二人の内の一人も運良くギリギリで上の上になっただけで実力は信頼できない。唯一、一人だけ上の上と堂々と言える人はいるが彼女だけで対処するのは難しいだろう。
「念の為父さんに連絡を入れるか」
俺はそう呟き、周りにバレないよう霊術を使った。
『
すると、霊力のパスがここから遠く離れた父さんと繋がる感じがした。
【父さん聞こえる?】
俺がそう念じて呼びかけると
【ぬっ?これは蒼夜か?どうしたんだ?】
少し驚いた雰囲気がした後、父さんはそう聞いてきた。
【今入学式の最中なんだけど、どうにも中々強い連中がちょっかい出そうとしているみたいでさ。高校の周りに上の上や上の中程度の実力を持った人間をはじめとした敵意と殺意がむき出しの集団がいるんだけど、この高校にいる人員だけじゃ対処が難しそうなんだよね】
【そうか?教員も警備も実力や年齢はともかく然るべき経験は積んでいるぞ?それに、御三家の者たちもいるはずだが...】
【いや、それはわかってるんだけど。前に月読に警戒するように言われたことを考えると、妖を呼び出す符とかを持っていてもおかしくないと思ってさ】
【確かにそれはあり得るな。よし、十人ほどそちらに向かわせる。ダメそうなら蒼夜が処理してもかまわん】
【わかった。ありがとう】
ふう、これで一先ず大丈夫そうだな。
ちなみに、今更ではあるがこれからは周りに俺が夜翁であることを隠す必要はなかったりする。元々夜翁という偽名を使ったのは、面倒を避ける以外にも中学どころか小学校にも通っていない時から実戦に出ているのを誤魔化すためだ。
別に実戦に出ること自体はおかしくないが、その年で中の上や上の下を相手にしているとバレるのは最終的には仕方なくとも、できれば隠しておきたいことだったからだ。
まあ、高校からは隠す必要がないっていうのも俺が面倒になったのと、多分だが楓にバレたからだ。
そうこうしていると、本格的に襲撃するみたいだな。かなり近づいてきている。
多分だが、そろそろ高校側も見つけたんじゃないかな?
幸い、俺の予想通りだったのか壇上でまだ弁舌を振るっている校長に教員の一人が耳打ちをして生徒は退場することとなった。
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ちょうどいいのでゲームの場合の主人公の扱いをば。
まあ、早い話が、化け物です。
と言うのも、天峰家って主人公と紗枝ちゃんはしていないけど、本来霊力を始め力を抑える特殊な装備をつけて鍛えるんですよね。それも天峰家の血を引く人間だけじゃなく召使も含めて。まあ、所謂戦闘民族みたいな感じで、現当主の主人公の父親も特殊な装備をとれば上の上クラスでも上の方の実力を持っていますし、なんで原作でいないんだって言うぐらいの戦闘力を持った一族なんですよね。
設定考えるのむずっ(´・ω・`)
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