第3話




「蒼夜もっと打ち込んでこい!」


「はい、父さん!」


 俺が生まれてから今年で5年、今俺は父親と刀を訓練をしている。


 生まれて間も無くから始めた霊力の訓練によって量の多さと操作の技量は大人顔負けと言われているが霊術はもちろん刀の技量などはまだまだ。


「よし、今日の訓練はここまでにしよう」


「はぁはぁ、ありがとうございました」


 今日の訓練はここまでらしいいつもかなりギリギリまで追い込むので大変だが技量が日に日に上達しているのがわかるのでとても満足できて楽しい。


「そういえば蒼夜、霊術はどの程度までできるようになった?」


 霊術の技量を父に聞かれた、どの程度まで進んだのだったか?


「えっと、身体強化と簡易結界、あとは基礎的な攻撃の霊術と治癒の霊術、攻撃の霊術は一部上位のものを使えるようになりました。あと霊力の盾などですね」


 確かこのぐらい他にも札に書くことで効果を発する符術や妖を屈服させ式神とする術などはまだできない。


「それだけできるのなら上出来だこれからも精進しなさい。試しに何か霊術を使ってみなさい」


 父にそう言われた、何の霊術を使うか、そうだな今使える霊術の中で一番難易度が高く威力の大きい術を使おう。


 まず霊術を使うには霊力を操る必要があるがそれはできる、次に詠唱これが基本だ技量が上がれば短縮したり無詠唱でもできるそして印を結ぶことこれは詠唱の代わりとしても使えるし合わせて使えばさらに効果が上がる、今の俺は合わせて使うことはできないので詠唱のみで術を行使することにする。


『猛りし炎よ、我が意のもと剣となりて敵を滅せよ。業炎火剣ごうえんひけん


 俺が詠唱を終え霊術を行使すると赤い炎で作られた炎の剣が目の前に現れた。


 この術は文字通り炎の剣を出現させ敵を攻撃する術だが技量が上がればただ前に射出するだけでなく自由に操ることができ数も増やすことができるらしい。


「どうですか?父さん」


「うん、とてもいい出来だ、そう思うだろ唯」


「ええ、とても安定していて実戦でも使えるでしょう」


 いつのまにか母も来ていたようだ。


「ありがとう、父さん母さん」


 この調子でこれからも鍛えていこう、妖なんぞにこの暮らしを壊させるなんてしたくないからな。





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 主人公の外見は、青みがかった黒髪に深い蒼色の目ですね。将来的に母親にのイケメンいなる予定です。



 詠唱考えるの難しい、他の人どうやってるんですかねぇ...



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