第七話 縫

〈あれから4ヶ月〉

時期は夏が本格的に始まっていた。

夏休みが入り、あの話し合いを経て私達は今まで以上に仲良くなった。親友というよりそれ以上かもしれない。私はカヤとの身体を通した接触に慣れる為にほぼ毎日カヤの家でしていた。

最初は放課後にお互い予定がない日、帰るうちに試した。

口と口、口と舌、胸、腿、手、足、と。

いつしか鳥肌は無くなり夏休みはほぼ毎日試した。私は感じるようになるまで成長した。そして今日も。カヤの部屋で。

「はぁ、はぁ、カヤッ、っ。」

「サナっ。」

セックスすることが習慣にまでなった。互いの気持ちが通じ合い全身が熱くなる。快感に溺れて。一緒にシャワーを浴びて夕食を取って学校の勉強をする。寝て、またする。

夏休みはあっという間に過ぎて二学期に入る。

私は両方いける身体になった飛んだ変態だと自覚した。また、私は特定の条件なら話せることがわかった。

それはカヤと2人きりになれば話せるのだ。

小澤先生が言うには、「相手に対して心底許している時は話せるだろう。つまり、サナはトラウマによる心の病が関係しているはず。」と。

そんな出来事あっただろうか。


〈さらに3ヶ月〉

秋が終わりを近づいてきた。冷えた風が頬を掠める。

カヤと私はどんどん関係が深くなり、学校にいてもお互いに我慢できなくなっていた。運命的だからこそ危険が迫る。

少しずつ針で布を縫うように…。

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