なぜOLは節分にチョコを投げるのか

あとがき

　はじめましての方は初めまして。

　前作『世界の果てで君を殺す』から知ってくださっている方はお久しぶりです、コール・キャットです。

　恵方巻、しばらく食べてないなぁ……なんてことを今作の加筆修正をしながら感じておりました。

　というのも、今作『なぜOLは節分にチョコを投げるのか』は学生時代に書いてブログの小説コーナーで公開した作品にいくらか手を加えたものなのです。

　なので南南東と書いてはいるものの今年の恵方は──と調べてみたら南南東のようです、これには自分もびっくりしました。恵方って毎年変わりますよね？

　ブログで公開した時期が2013年だったから丁度10年前なのだとしてもこれはけっこうすごい偶然なのでは？

　ちなみに当時の自分はインフルに罹って飲み会や二次会のために練習した歌が無意味になり更には飲み会用に用意したお金がいつの間にか消えてる（なんでだろ）とかいう散々な目に遭いながらもネギトロの恵方巻を食べていたようなのでここしばらく恵方巻を食べれてない自分より幸せな気がします。

　こう、恵方巻はあのやたら長いのを静かに食べるからいいんですよね。間違っても切ったそれは違うと思う。切ったらそれはもうただの巻き寿司なんよ。

　ちなみにこのこだわりは家族には理解されなくてショックを受けた覚えがあります。

　でもこだわるのはそこだけなんで食べる豆に関してはどっちかというとココアピーのような豆をなにかでコーティングしてあるやつの方が好きだったりします。

　いやまぁいざ食べたらけっこう美味しいんですけどね、煎り豆。あれはあれでわりといける。

　とまぁ、話は長くなってしまいましたが、昨年に続き一波乱あったりなかったりしそうな1年ではありますが、これからも皆様が健やかに過ごせることを祈っております。

　さてさて。恵方巻のように長いお話もここでお開きといたしましょう。

　鬼も福も快く迎え入れる気持ちで多くのものを学び、知り、歩んでいくことでより一層楽しい作品を書けていけたらと思います。

　ではでは、時に甘く、時にほろ苦いチョコの兆しと共にあなたのポケットに物語を。

　コール・キャットでした。