おこたと甘えん坊


A:男性

B:女性


B「これで後片付けおしまいっと。じゃあおこた入ろっか」

A「ういー、にしても水が冷たくなったよなぁ」

B「冬だからねぇ。ありがとね洗い物してくれて」

A「まあ、料理作ってくれたから片付けくらいやらんとね。にしても途中でお湯が水になるのは予想外だったが…」

B「おしゃべりしながらやってたら時間かかっちゃったねぇ…」

A「そんな中おこたは裏切らずにあったかいのだぁ…」

B「まったくもう…ほら少し横に詰めて詰めて」

A「なんでわざわざ狭いところに来るんだよ」

B「いいじゃん、くっつきたいんだし」

A「仕方ないな…よいっしょっと。ほら」

B「ありがと~。あ~…あったかぁ~い…あ、みかん取って」

A「隣なんだから届くだろ…はいよ」

B「ありがとう~、なんか今日甘えたい気分なんだよね~」

A「なんかあったのか?」

B「そういうわけじゃないよ。ただ何となくそんな気分なだけ」

A「そか」

B「と、いうわけで…はい」

A「…剥いたみかん渡してどうしたの」

B「食べさせて♪」

A「…仕方ないな…はい、あ~ん」

B「あ~ん♪やっぱ冬はこたつにみかんだよねぇ」

A「なんかこの組み合わせが日本の冬の風物詩になってるよな」

B「暖かくて心地いいからね…なんだか眠くなってきたし…」

A「それはわかるが寝ないようにな、風邪ひくから」

B「ん~……わかってりゅ~…」

A「……こりゃダメそうだな…ほら、ベッド行くぞ」

B「うにゅ~……だっこぉ~……」

A「仕方ないな…よいっしょっと。っとと、意外とおも…ってイタイイタイ!!悪かったからつねるなって落としちまうぞ!!」

B「むぅ~…女の子に重いとか言っちゃダメなんだからね…」

A「へいへい。ってか目が覚めたならそのまま降りてくれてもいいのに」

B「やぁ~だ~」

A「仕方ないな…ほら、ついたぞ」

B「はぁ~い…君も一緒に寝よ?」

A「こたつとか切ったらな。先に寝ておきな」

B「ん、すぐに来てね?」

A「わかったよ。おやすみ」

B「ん、おやすみ…」

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声劇台本 黒井隼人 @batukuro

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