第2話:いつも通り

「まずはメンバー紹介。Cの横田 PFの岸和田 SFの近藤 SGの田中 PGの山田。この5人です。 1年側の紹介です。 Cの武田 PFの毛利 SFの安田 SGの新田 PGの前田の5人です。それでは試合を始めていきます。気をつけ!礼」

「お願いします」

「しゃあやっていこうぜー」

「まあまずは一年の実力でも見ますかね」

「まずは一本きっちり取ろうぜー」

『ダッシュっ』


前田は目線で相手を動かしてそして、目線の方向に行くと見せかけて目線とは反対方向に行き、相手のことを抜きそのままペイントエリア内に入りシュートを決めようとした。


「よっしゃ、先制点もらったー」


しかし。


「そう簡単に入らせるかー」

「ふりゃー」

「ふっ」

「3年が3枚⁉︎まずい」


なんと3年生が3人で守っていた。


「よっと」


しかし前田は後ろにいる新田にパスをする。


「ナイスパース」


そして新田がスリーを打つ。


『決まった。これは入る!』


“パシュッ”


「よーし」

「ナイッシュー」

「さあディフェンスだ気張っていくぞー」

「おう!」

『やはり武田がいるだけで賑やかになり安心感が増すな。』

「やられたな」

「奴らはバランスがいい。外も警戒しつつ中を固めよう。ボックスワンDFにしよう」

「じゃあ俺が新田につく」

「任せた。相手は強いぞ」

「俺を誰だと思ってる。ボックスワンやる時は毎回俺がついてただろ」

「ちょっとおちょくって見ただけ。さあ、行くぞ」

「おう」


そう言い3年2年連合が攻めてきた。まず3年SGの山崎が2年PGの山田にパスをする。そのまま山田がドリブルをし、中にパスを通す。


「近藤先輩」

「オーケイ。ナイスパス」


そしてそのまま近藤がシュートを決めに行く。


「お返しじゃ」

「ふんっ」


しかしそのシュートは武田がとめに行く。


「ナイスブロック武田」

「リバウンドー」

「もう遅い」


リバウンド位置に着こうとした。しかし、もう飛んでいる奴がいた。岸和田だ。岸和田はシュートが外れたと同時にジャンプをしていた。


「ナイス岸和田ー」


岸和田がリバウンドをとってダンクを入れる。


「うおお」

「ナイッシュー」

「やべぇーなあの人」

「毛利!お前にかかってるぞ」

「任せとけ。やられたならやり返しゃー良いんだよ」

「よーし今のは忘れて一本しっかり取ろう」


『くっそこの先輩めっちゃいいディフェンスしてきやがる。抜く隙がねぇ』

「へい」


毛利は掛け声と共にゴール目掛けてジャンプをした。そしてそれに合わせるかのように前田がパスを出す。そしてそのまま


“ドンっ”


アリウープダンクが決まる。


「うおおおおお」


歓声が巻き上がる。


「ナイスパース前田」

「お前もな」

「前田加藤のディフェンス厳しいか」

「だいぶキツイな。だけどもう大丈夫。あの人スティールガンガン狙ってくるからその隙をついて抜く」

「わかった。しかしキツくなったら俺か新田に渡せ」

「わかった」

「さあディフェンス一本ー」

「おう」

「あれ今日は元気ねーな安田ー。いつもだったらガンガンパス貰おうとして隙あらば1on1してるのに」

「こっからだよこっから」

「期待してるぜー。お前はエースだ。エースが負けちまうとチームの士気まで落ちてそのまま敗北ルートまっしぐらだ。なんとしてでも勝ってもらうぜ」

「任せとけ」


“こん”


グータッチをしお互いがお互いのマークマンにつく。


「しっかりマークつけよー」

「おう、当たりめーだ」

『マークキツくなったか』

「前田ーそんな動いたら体力無くなっちまうんじゃねぇか」

「そんなことないです」

「なら、これについて来れるかなぁ」

「なっ、」


加藤は持ち前のスピードで前田を抜こうとした。だが、


「すいません先輩。スピードなら負けない自信があるんですよ」

「早いなーお前。だけど隙だらけ。バイバーイ」


その瞬間前田の横を突っ切るように抜いた。


「ちぃ」

「ヘルプ」

「うおおお。させるかぁ」


毛利と武田が抑えにいく。そしてそのシュートは外れる。


「リバウンドー」

「マカセロリ」


毛利がリバウンドをとる。


「さて行きますか」

「へいっ毛利」

「ほい」

「さあじっくり一本取るぞー」

「おう」

「新田!」

「ナイパ」


新田がパスをもらいシュートを決める。そして、

怒涛の3連続3ptシュートが決まる。


そしてこれにより2、3年と大きく点差が開く。


「よーし。前半最後のオフェンスだ。きっちり決めるぞ」

「おう」

『うっしゃ。最後だし、あれやってみっか』

「片手シュート、に見せかけて中に切り込みーそのままそのままシュート、と見せかけディフェンスを引きつけてフリーの武田にパース」

「ナイスパース。ふん」


豪快な武田のダンクが決まる。前田、全て行ってくれてありがとう。ナレーションの言う言葉が減った(まあ作者は打ち込む量は変わらないんだけどねww)


「ナイスシュート」

「さあラスト5秒きっちり守るぞ」

「おう」

「5、4、3、2、1」


“ビーー”


「前半終了」

「2分後試合を開始します」

「あーー疲れたー」

「点差は?」

「6点差でこっちが勝ってる」

「よし、じゃあこのままの勢いで行こう」

「おう」

「新戦術は」

「後半から使おうと思ってる」

「前田!今日俺調子がいいみたいだから俺にジャンジャンパス回せ。そして武田。きつくなったらお前にパスする。任せたぞ」

「任せろ!ゴール下は俺と毛利で圧倒する」

「さあ行くぞー。1、2、3おーい」

「行こうぜー行こうぜー」

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