第1話:入部
青春高校に入学した、毛利康平は中学校時代から仲が良かったメンツと連んでいた。
「なあ部活どうするー」
こいつは、Cの武田雅史。ディフェンスが上手くその上、体をうまく活かしたオフェンスの要でもある。チームの大黒柱的人物。
「中学ん時と一緒でバスケ部っしょ」
こいつは、PGの前田勝。ドリブル技術を活かし、中に入り込んでいきそのままシュートできればシュートをし、シュートができなければディフェンスを引きつけ武田にパスをしてシュートを決めてもらうと言う、黒子役からフィニッシャーまで行える。
「まあ俺らバスケ部以外部活入ったことないしな」
こいつは、SGの新田浩二。外からの3PTシュートを得意とし、その上中に切り込んでミドルシュートやレイアップなど、オフェンスにおいてほとんどのことができる。その上、ディフェンスにおいてもパスカットなどができ、絶妙な位置で相手の得意なことをさせなくすることが出来る。しかしパスが苦手。
「運動神経いいのに体育の授業でバスケ以外あんまり成績良くなかったよなー」
こいつはSFの安田廉太郎。チームのエース的存在。基本どこからでもシュートが打てる。パスも出来て、ディフェンスもある程度の人ならば抜くことが出来ない。しかしスタミナが無く、途中でバテてしまうことがある。
「お前らだけじゃねw」
こいつはPFの毛利康平。リバウンド力が高く、オフェンスリバウンドディフェンスリバウンドを取りチームの速攻の手助けやチームのピンチを救う役割を担っている。元々身長も高くその上ジャンプ力も高いのでブロックを難なくできる。
「オメェもだろ」
「みんなで言わなくてもいいだろ」
以上この5人でこの学校に入学することにした。
「お、ここが体育館かーでっけー」
「あんまりバスケ強くない学校だけどそれでもこの広さかー」
「あれらしいぜ。これはバスケ部専用の体育館らしい。向こうに他の部活の体育館があった」
「よし!入るか」
そして5人は体育館のドアを開け、
「お願いしまーす」
と言った。
「なんだー新一年生か。入部希望か?」
「はいそうです」
「5人全員か」
「そうです」
「わかった。入れ!」
なかなかいい雰囲気で練習をしており皆が声を出し共にアドバイスを出し合っているような空間だった。
「おい、キャプテンみたいな人厳しそうじゃね」
「それな。まじわかるわ」
「早く行かねぇと怒られそうだし行こうぜ」
「おう」
5人は走ってキャプテンらしき人の元に行った。
「はいこれで全員かな。全員合わせて15人か。なかなかいいんじゃないか」
「そうだなー。前年は7人だったもんな」
「あー」
「すいません。恐縮なんですが、お名前を知りたくて」
「あー言い忘れていたな。俺はキャプテンの今井だ」
「そして僕は副キャプテンの大久保だ。みんなよろしくね」
「よろしくお願いします!」
「さ、早速で悪いんだが服を着替えたら軽くアップをしててくれ。その後2、3年との試合を行う。チームはそことそことそこの3チームだ」
そして5人は着替える場所に入った。
「なんとか同じチームになれたなー」
「あーホントな。俺らの実力見したろぜ」
「まあほぼ俺の力みたいなもんだけどね」
「何言ったんじゃい。お前集中しないと全然走らないじゃん」
「ばーか。今日はちゃんとやるんだよ。多分これでスタメンは決まるぞ」
「ま、今年も俺ら5人出れるでしょ」
「俺らマジで最強だからな」
そんなこんなで着替え終わりアップをし始めた。
「よしっ。1、2、3、4、5、6、7、8」
「1、2、3、4、5、6、7、8」
「ダッシュ行こうぜ。5周な」
「誰が早いか勝負だ。よーいどん」
「あ、ずるいぞー」
「待てぇ」
そんなこんなでアップを終えた。
「キャプテン!アップ終わりました」
「よしっ。ならばチームで作戦考えとけ」
「作戦かー。いつものでいい?」
「いや、新戦法も取り入れたいなぁ」
「なら前半いつもので点差を広げて、余裕が有れば新戦法でいいんじゃないのか」
「ok頑張ろうぜ」
「いつものアレ組もうぜ」
「よしっ」
「ふふん」
「うはっ」
「よーし円陣」
「1、2、3オイっ」
「よっしゃ3年やったるでー」
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