第2話 オスカー・フォン・ブラウンの恋~緊急事態にオスカーが指示した作戦は・・・
総統を止められなかったオスカーは、すぐに部下たちを集めある作戦を開始した。
「わざとハッカーたちに、総統の帰り道と、通過時間をリークするんだ。
警備隊の通信もそのままリークしろ。
そして反対勢力に総統を襲わせろ」
と、オスカーは部下に命じた。
「非番のものにも連絡して、その暴動に加わるように伝えるんだ。
もし総統を殴りつけて、怪我をさせても今夜は罪に問わない。
お前たちもドサクサに紛れて、一発、総統と腰ぎんちゃくたちにパンチを食らわせてやれ。手元が狂ったと、言えばいい。明日の朝までは、何があっても私が許す。
そして総統を、明日の朝まで、宮殿には絶対に返すな。
ただ危なくなったら、逃げろ。勤務中であっても逃げてかまわない」
「かしこ参りました。それではお言葉に甘えて、私も総統に一発、後で食らわせたいと思います。もうすぐ交代で、非番なんです。
他の者にも、よく伝えておきます」
部下のものは、嬉しそうにオスカーにそう答えた。
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