とてもいいですね。
タイトルの殻とは、卵の殻と二人が現在いる部屋。双子の黄身はまるで小さくて不完全な彼と私という寄り添う二つの魂。そんな風に私は読み取りました。
かき混ぜずにフライパンに落とした双子卵は、彼と話す話題のためで、でも、携帯の着信音は女の勘を働かせているようで、物語の不穏な展開を思わせてもくれる。
愛って、不確かであやふやだけど、情ってのはまあまあ懐が深くて温かくて。
愛情ってのはなんなんやろな、ってな事も考えさせられました。
ずいぶんとっ散らかしたコメントになってしまいましたが、とてもステキな作品だと思いました。好きです、この物語。
作者からの返信
「殻」というタイトルに込めた意味はいくつかあります。でもそれはあくまでも書いた人間の主観なので、こうやって新たな読み方を示して頂けることがとても嬉しく、また勉強にもなります。
改めて自分でもこの作品が好きになりました。
読んで頂きありがとうございました!
行間を読みまくって読みまくって読みまくってもまだ読む余地があるような感じが好きです。
行間読みまくりたい派なのでうれしいです。
シャワーを浴びて清廉な乙女になるところが特に素敵だと思いました。
色んな意味で。
作者からの返信
返信遅れました!大変申し訳ございません!!
この作品は最初から最後まで核心部分に触れていないようなー?と思ったことがあります。書いてるときは無意識なのですが、出来上がった物を読み直してみるとわりと良い塩梅で、個人的にも好きな作品の一つです。
読んで頂き、ありがとうございました!