重要な使命を持って生まれた少年「無明」と、
彼をとりまく人々が織り成す中華ファンタジー、第二部です。
無明くんに課せられた使命は大変重いものですが、
彼の軽やかで明るい性格のおかげで、物語の雰囲気は決して暗くありません。
優しさにあふれ、性根のまっすぐな無明くんが何よりも魅力的です。
こちらの作品はソフトBLに分類されると思うのですが、
普段BLを読まない人、BLの良さが分からない人でも楽しめます。
中華風ファンタジーの情景が美しく、敵も味方も魅力的なキャラクターが数多く登場し、
バトルシーンもかっこいいのです。
今回は冒頭から謎が示され、ミステリー要素もあるので、ぐいぐい引き込まれること間違いなしです。
強大な敵に無明くんがどう立ち向かうのか、
彼の優しさと軽やかさで、うまいこと戦いを避けることもあり、
頭脳戦の様相を呈したストーリーも読み応えばっちりです!