1-21 懐かしい顔ぶれ
時は少しばかり前に遡る。
一行が
「
「
「ああ、今、蔵書閣で新しく寄与された書物の整理をしているんだけど、別に問題ないよ、」
と、言った矢先、椅子に座って作業をしていた
「あ、
「もう、
聞き覚えのある声に、
「
「久しぶりだね、ふたりとも」
ええ、どうなってるんです!? と
薄青の羽織を纏う
「これは
「
「大事なお話のようなので、私たちは席を外しましょうか?」
「あ、大丈夫! むしろ、頼みたいことがあるんだ」
気を遣った
「ひと月後に
「もちろんです。調べ物は得意ですよ、
う、うん?と
(そういえば、
代わりに、
いつもどこか眠たそうで、のんびりした口調なため、つかみどころがない。
「二年に一度、宗主を決める鳳凰の儀か。まさか、また良くないことに巻き込まれているんじゃないだろうね?」
「そうなる前に、ちょっと知っておきたくて。
「······そういうことか。君は、鳳凰の儀の根源が知りたいんだね」
さすが、
ちょっと待ってね、と
「
ぱらぱらと捲る音がしばらくし、
少しして、
それらをものすごい速さでぱらぱらと捲り、
こちらから見ている分には、ただぱらぱらと適当に書物を捲っていただけだったので、それで何がわかるのかと疑ってしまう。
「鳳凰の儀の根源は、
「鳳凰の儀が、今の形になったのは、やはり
その後、簡潔にこれまでの出来事を報告して、
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