第15話 受付嬢二人の家柄!

「落ち着け2人とも取り敢えずは、スージーにも紅茶を1本出す、コップを借りてこいよ」

俺が言うとスージーは微笑み。


「大丈夫よ旦那様の物でも、間接キスOKよ」

「フーン、まだ何もしていないのね、いつもの貴女の妄想か! そろそろ成長しなさいよスージー、でもキスしただけでも成長かな」

クリスティーヌは、感想を言ってくる。


「フーンだ、今晩は更に成長よ、明日の朝を見てなさいよ!」

「どうだか、私に取られて入り口で泣いているんじゃ無いの!

それにギルマスには報告したの、怒られるわよ」

「既成事実を作って勝ちよ、お父さんは怒ってもお母さんにいえば大丈夫よ」


「へぇ〜商業ギルドのギルマスはスージーのお母さんなんだ」

二人が疑問の目を向けてくる。

「「???」」


「あーあ違うわよ、冒険者ギルドのギルマスが私のお父さん

商業ギルドのギルマスはクリスティーヌのお母さんよ」

「同じギルドで働くと甘えるからと、違うギルドで働いてるの」

二人は俺に説明をしてくる。


「なら冒険者ギルドのギルマスが父親、・・・・・あのーォ

スージーさん、まだキスだけだからやめていいか?」

「ケイジさん今更ダメよ! そんな事したらお母さんに言って、全騎士と冒険者で捕まえて貰うわよ!」


「それは逃げれないわね、ギルマスならきっと逃すけど、スージーのお母さんなら逃げれないわね」

俺は益々分からないので、再度二人に質問をする。


「何で俺は、逃げれないの?」

「スージーのお母様は此処の領主様よ、それも辺境公爵の娘でね!

王都意外に逃げ道は無いわよ、」

そうなんだと思ったが、また聞くことにする。


「王都になら逃げられるのか?」

「そう、私と行けば逃げれるはず、ただし王都の中からは一歩も外に出さないけどね!」


何でクリスティーヌだと、王都以外に出られなくなるんだ?

「どうしてクリステーヌさんとなら王都に行けるの?」

「私の父親が王弟よ王位継承二番目ね、それと王都の騎士団長をしているわよ、だから王都に屋敷があるし、私も王位継承権を持っているしね!」


「クリスティーヌはずるいわよ、私が先に見つけたの、今回も邪魔しないで!」

スージーは泣きそうになりながら、クリスティーヌに言う。


「いつも邪魔して無いわよ、殿方が勝手に貴女から離れていくのにね。

何故か私には、皆目分からないわ」

俺は、まあ大体わかるけどな。


「お父さんのせいよ、侯爵領都でお母様といればいいのに、私が心配で付いてくる! あの顔で恋人を威圧するし冒険者を使って邪魔ばかりだから、今回こそは速攻で旦那様を決めるのよ、クリスティーヌは邪魔をしないでよ」

そんなスージーにクリスティーヌは言う。


「私がギルマスに言ったら破断よね、夜まで持たないわよ」

「ケイジさんを見くびらないで、商業ギルドで守るわよ!

貴女のお母様をみくびらないで!」

(親が反対でよく分からんな?)


「なら私も一緒にいよう、1日中街の案内を頼まれてるしね!

よろしくスージー」


クリスティーヌさんが、無理やりに手を握って、握手をスージーさんとしている。

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