第24話  魔族退治 に行きましょう

僕は、アンナの推薦で、冒険者ギルドでBランクの位をもらった。

アンナは、18歳だけどギルドの仕事をたくさん熟しているので、Sンクの称号を持っていた。

そのことについては、


「ある者と約束しているんだ。闇の眷属が出てきたら、片っ端から退治するとな。」

「マークは闇の眷属じゃないよ?」

「ああ・・・人間だ。でも、今は分からない。もしかしたら、闇へ落ちた可能性もある。」

「信じないモン!!マークは、強くて優しくて、強いんだモン!!」


僕の幾分甲高い声に、アンナは耳に手をやった。


「分かった。お前の主張を尊重しよう。ところで・・・お前の相棒は、置いて行けよ。足手まといだからな。こちとら、マジモードで魔王退治をしてくれる人を捜してるんだ。」


それをヒューイッドに言ったら、ブチ切れられた。


「なんで、俺だけハブるんだよ!!俺も冒険者ギルドに登録するぜ。」

「魔物は、ヒューが逃げても先回りして狙ってくると思うよ?」

「うるせ~~!!」


結局、ギルドの中でヒューイッドが暴れるものだから、アンナが根負けして手続きをしてやったんだ。


リリエンハイム王国、ランス村の村長の1人息子。Dランクのビギナーってことで。

職業は、一応戦士。経験値の無い奴でも扱える棍棒をアンナがヒューイッドに渡していた。


「これは、ツケだぞ。この金とお前の食べた宿屋での食事代は、しっかり返してもらうからな。」

「俺、そんなに食べてねーぞ!!」

「自分の姿を見てから、言え!!」


アンナは、そう言うとギルドのお姉さんと仕事について話し始めていた。

とうとう、恐れていた魔族が復活したらしい。


「やはり光と闇のバランスが崩れてきているんだろうな。」


アンナは魔族退治に出かけると言って来た。

魔族って何!?


って、聞いたら思い切り馬鹿にされたよ。

吞気で良いなぁだって。


邪神の眷属で、魔物の高等的な存在らしい。

種族も色々いるみたいで、有翼種や手で触れただけで、精気を抜き取る種族。

わわわっ!!聞いただけで危ないじゃん!!


「1500年位前に、シェラナ山にあった魔族の巣を一掃してから、奴らは南方のゴンガガ地方に飛ばされたんだ。また、人の世界に戻ってきているようだ。」


アンナは、僕たちだけじゃ不安だと言って、一緒に行ってくれる人を募集した。


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