電脳世界で暮らす「私」と仲間たち。その仲間の一人が、とある質問をぶつけてきた。奇妙な一つの質問から始まる、遥かな未来のSF短編。コミカルながらも、妙な郷愁が漂っています。「別れ」は厭われるものですが、それが本当になくなってしまえばどうでしょう。そんな世界が理想的だと、心から言えるのだろうかと、少し考えてしまいました。