第7話 買取
さて、夜ご飯も食べ終わったことだし、クルハの武器を渡そうかな。本人も楽しみにしてそうだしね。
「クルハ〜?ご飯も食べ終わったことだし、クルハ用の間を渡そうと思うんだけど。」
「本当ですか!?有難うございます!」
「ささ、受け取って。」
『上弦』を渡してみる。喜んでくれるといいんだけど。
「ふわぁ〜凄いです!ご主人様!こんなにも素晴らしい刀を下さるなんて、ご主人様に買われて良かったです!」
「そう言ってくれると嬉しいな。」
喜んでくれて何よりだよ。やっぱ、作り手としても喜んでくれると嬉しいしね。これからもよろしく。
さて、クルハの武器も渡した事だし、明日は何しようかな。とりあえず、冒険者ギルドでクリュス草の買取を済ませて、その後だよね。やっぱり、食べ歩きとかこの世界の服とかを見て回ろうかな。やっぱり、服装については興味があるし。
じゃ、寝る準備しますか。ついでにクルハにも教えながらだけどね。まずは、歯磨きをしてと。
次に、寝る服に着替える。寝る服は、Tシャツワンピの他に、パジャマワンピがあるのを思い出したし、パジャマワンピにする。こっちの方が着心地が良さそうだしね。名前的に。ちなみに今日使った服は、『アイテムbox』に入れてある。ここで、うまいこと汚れと服を分離できないかな〜ってやったらできた。まぁ、洗剤で洗ってないから、いい匂いはしないけどね。今度洗っておこうっと。それか、家事のできる奴隷を買ってもいいかも。
さ、寝る準備もできた事だし、寝ようかな。やっぱり、クルハを抱き枕にして寝たい。気持ちよく寝れたし。
「クルハ〜。クルハを抱き枕にして寝てもいい?」
「大丈夫ですが…いいのですか?」
「うん。だいじょぶ。」
「分かりました。」
やったぁ。クルハを抱き枕にして寝れる。クルハを抱き枕にして寝たら気持ちよかったんだよね。深い意味はないよ?それじゃ、クルハを抱きしめておやすみなさい。
おはようございます。クルハはまだ寝ているっぽいね。ふわぁ〜眠い。朝ごはんの支度しないと…
さてと、朝ごはんの支度をしましょうかね。
やっぱ、朝ごはんは簡単で美味しいスクランブルエッグとウインナーにしようかな。あと、食パン。
なんせ、『異世界物作製』で作るものが何一つとしてないしね。
フライパンにバターを乗せてバターを溶かす。その後に、一度フライパンを冷ましてフライパンにバターを馴染ませる。その後、またフライパンを火にかけ、溶き卵をいれる。あとは、菜箸でかき混ぜたら…完成!美味しいふわとろスクランブルエッグの完成。
次にウインナーをちゃちゃっと焼いてスクランブルエッグを盛り付けた皿に盛り付ける。食パンは、オーブンがないし、そのままでもいいかな。まぁ、焼いた方が好きだけどね。あとは、これを『アイテムbox』に入れて、ちゃんと出来立てが食べられるようにする。
じゃ、朝ごはんも作ったしお風呂に入ろう。出来れば念入りに洗いたい。やっぱ、朝からしっかりお手入れしないとね。ささっと服を脱いでお風呂に入ろ。あ、髪の毛をブラッシングしてない。ブラッシングは、意外と大事なんだよね。
よく、ブラッシングをしたし、お風呂に入ろうっと。まずは、シャワーで10分くらいぬるま湯で洗い流す。髪が長いからね。
まずは、トリートメントから先につける。こうすると、シャンプーをする時、髪が引っかかって痛い。なんてことがなくなるし。
まぁ、トリートメントの付け方も大事で、毛先からつける。毛先はダメージが大きいからね。そして、徐々にトリートメントをつける。根元以外がつけ終わったら、髪の毛1本1本をコーティングするように荒めのクシで梳かす。こうすることで髪の毛全体にまんべんなくトリートメントが浸透し、毛先までサラサラになる。
次にシャンプー。シャンプーは泡立たせてから使う。指の腹で揉み洗いをしながら、頭皮から汚れを落とすのがポイント。
これでやっと、髪洗い終わり。次に体を洗う。
40℃前後のお湯に10分程度浸かる。ふぅ、気持ちいい。ちなみになんでお湯に浸かるかというと、角質を柔らかくするため。浴槽から出て、シャワーで体全体を軽く流しまして、次に、ボディソープを使って、手でなでるように洗ってと。
すべて洗えたら、しっかりと流す。
ふぅ、これでお風呂終わり。あとは、体を拭いてジャージに着替える。クルハ起きてるかな?起きてたら、お風呂の入り方とか髪のケアの仕方とか色々教えるんだけど。昨日は、私がケアしたしね。やっぱり、1人の女性として、自分でもできるようになってもらわないと。
さ、朝ごはんを食べようかな。お、クルハ起きてる。
「クルハ?朝ごはん食べる?」
「はい。戴けるんですか?」
「もちろん。」
「じゃ、テーブルに座って。」
『アイテムbox』から、朝ごはんを取り出しまして。では、いただきます。
結果から言うと、とっても美味しかった。クルハもパクパク食べてくれたよ。どうやら、食パンが柔らかいと言って感動してたよ。どうやら、この世界のパンは硬いパンが多いらしい。これだけ柔らかいパンは、貴族でも年に数回程度しか食べられないとのこと。
さて、クルハに髪の手入れとかを教えますか。これをすれば、クルハの髪もつやつやのさらさらになること間違いなし。もともと、さらさらではあったけどね。
「クルハ〜今日冒険者ギルドに行くけど、一緒に来る?」
「いえ、遠慮しときます。奴隷が行くと迷惑になりそうですし。」
「おっけーじゃ、留守番しといて〜」
「分かりました。」
さて、クリュス草の換金をしよう。果たして、どれくらいの金額になるのやら。
さて、冒険者ギルドにやって来ました。換金を済ませよう。
「すいません。依頼の報酬を受け取りに来たのですが。」
「分かりました。では、こちらにランクカードを置いて下さい。」
「はい。」
「クリュス草採取の依頼ですね。では、報酬をお渡しいたしますね。クリュス草、計5kgで報酬は金貨1枚と小金貨1枚と銀貨5枚ですね。しかし、この量をよく集めましたね。もしかして、群生地帯を見つけました?
「い、いえ別になんと言うかその…」
やっばい。こう聞かれた時の言い訳考えてなかった。
「あ、冒険者様にこんなことを聞いてはいけませんでしたね。すいません。」
ほっ、なんかよくわかんないけど勝手に勘違いしてくれた。良かった良かった。
じゃ、宿に帰ってクルハを連れて屋台にでも出かけようかな。果たして、屋台は何があるのかな?
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