第2話 生活用品と武器

しかし、生活するにもまずは下着かな。なんせ胸が擦れて痛い。サイズは…胸はCカップくらいの、身長は150くらいかな?まぁ、なんとなくだけど。さて、下着をどうしようかと考えたけど、まぁ、あれでいっか、あの大人の女性が着ているフリフリのやつ。会社で働いている時に勉強したせいで覚えてるんだよなぁ。取り敢えず、『異世界物作製』っと。多分自分が考えた物を作れるのかな?ま、物は試しということで。下着をイメージしてみる。次に下地は黒にして所々に白色の花の柄をつけながら…


 完成!うんすごくいい感じにできた。もしかしたら、地球のものよりもいい感じかもしれない。因みに上下同じ柄にした。そっちの方がちょっと好きだし。黒白反転させてもう1セット作りましてと。これで、MP300消費か〜次はシャツかな。だって服によっては下着が透けちゃいそうだしね。


「シャツはマジでユニ○ロのシャツを完コピしてある。これも2枚。次は、服…の前に『異世界物作製』があるなら、鏡も作れるんじゃ…」


 作れちゃった。しかも、私が可愛すぎる。銀髪のロングでほんの少し垂れ目。目は薄い青色。なんだか『魅力』が120もあるのが理解できてしまうくらいには。


 さて、私、超超超絶可愛いアピールも済ませたことだし、服作りに取り掛かりましょうか。と言っても白い無地のTシャツの上から猫耳フードの付いた黒色のトレーナー。そして、紺色のデニムパンツ。あと、作ってなかったストレッチレギンスを作りまして、おっけーこれで今日分の服は完成……

周りに人がいないことは知っているけど、もし万が一着替えを見られたら嫌だ。というわけで森へダッシュ。



 「森の茂みに隠れたらささっと着替えよっ。あれ?脚汚れてる。あ、服作りに夢中になってて靴作ってなかった。靴下はまぁ、白の猫の柄が入った黒のワンポイントソックスでいいでしょう。肝心なのは靴。この世界にはなんとなくだけど、スニーカーは無い気がする。となると、革靴となるのだけれど……うーん。あ、ローファーでいっか。あんま慣れないけど。


 よし、作れた。次は脚を洗おうかな〜

ていうか、魔法の世界なんだから水魔法くらいあってもおかしくないはず。それで洗えばいっか」


 ということで『ウォーターボール』とそれっぽいこと念じてみた。すると、本当に水の球でてすぐに地面に落ちてしまった。


「あーこれ、水を入れる器と脚を拭くタオルと地面に足をつかない為の台とか色々必要になりそうだなぁ」


 と言うわけで準備しましたよ。さ、これで脚を洗ってと。ふぅ、スッキリした。

さて、これからどうしようか。


 少し考えていると太陽が沈みそうになっていた。


「あ、もうこんな時間なんだ。朝昼食べてないせいで、めっちゃお腹空いたなぁ。というか、『異世界物作製』なんだから、異世界のご飯持ってこれても何も不思議ではないのでは?」


 試しにおにぎりを作ってみる。作れた。ペットボトルに入ったやーいお茶を作ってみる。作れちゃった。


 パクッ。モグモグ。美味しい。パクッ。美味しい。コクコク美味しい。



 そんなこんなでもう夜です。取り敢えずシュラフを作って木の上で寝ようと思う。まぁ、地上で寝るよりかはマシだろうし。懐中電灯で良さげな感じの木を見つけたし、その木の上にシュラフを引いて寝ることにした。何事もないといいけど。


◇ ◇ ◇ ◇ ◇


 おはようございます。レナです。なぜかぐっすり眠れました。ほんとはもっと寝付けないものだと思うのでけれど。話変わるんですが、最近思ったんですよ。口調が変わってきているということに。やっぱ、女性になったからでしょうか?まぁ、女性がこんな口調だとは思わないし、男性体と女性体の意識がごちゃごちゃになっているんでしょ。まぁ、そのうち慣れるでしょ。そして何より寝ている時に何も無くて良かった

 朝ごはんは、手作りは面倒臭いので、『異世界物作製』で器に入ったご飯とお味噌汁を作製する。………完食。ご馳走様でした。

 さて、今日は自衛できるように武器を作りたい。といっても現代兵器チートでは無く剣です。銃なんて作るわけあるか。作っちゃたら騒どころの話じゃないしね。まぁでも、『異世界物作製』のスキルレベルを少し上げておきたい。なんせ、作れるかわからないし。



「さて、剣を作るにも『異世界物作製』だから、一応全て作れる。けど、まずスキルレベルが足りるかが分からない。作れるといいけど。まずは、短めの西洋剣をイメージしてみる。よし、作れた。鑑定してみよ」



【名前:名前をつけてください】


詳細:

異世界の技術で作られた高品質の剣。切れ味が良く折れにくい。


品質:

S


材料:

鉄鋼


使用条件:

無し


効果:

無し


「品質Sか。うん、絶対すごい。あと、名前かぁ。うーん『エス』かな。品質がSだし。

だけども、品質は高・品・質だ。ここまできたなら最高品質を目指したい。というわけで今度は日本刀でやってみようかな。」




 本気で集中してみる。刃の反りはどのような感じか。持ち手は。鞘は。全てのことを頭に入れ集中する。『異世界物作製』。出来た。今までに無いくらい疲れた。だってあれ1本で3500MP使ったもん。そりゃ疲れる。


【名前:名前をつけてください】


詳細:

異世界の技術で作られた最高品質を大幅に超えた刀。あまりに強すぎる為に、作った本人しか使用することができない。


品質:

SSS+


材料:

玉鋼


使用条件:

作った本人のみ使用可能。


効果:

・任意の重さに変えることができる。

・所持していると、剣技スキルレベルがMaxになる。

・使用条件以外の人が触ると、持ち上げられなくなる。また鞘からも抜けなくなる。

・『戻れ』と念じることで刀がアイテムboxに収納される。

・『出ろ』と念じることで刀がアイテムboxから即座に出てくる。


やっちゃった。さすがに強すぎる。これ、絶対に人に見せたらいけないやつだ。ふぅ、取り敢えず名前だけ決めるか………

 安直な名前だけは付けられない。ここはしっかりと決めなければ。

『大通連(ダイトウレン)』なんてどうだろうか。御伽草子とかで出てくる刀だ。正直言って原作より強い気がするけどね。あと、多分使わないからごめんね。

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