閑話 あ、やばい

地球が消える頃


「おい!グレウスはどうなった!」


「ッ!無理です!制御できません!」


「あぁぁぁぁぁ。ま・た・1からやり直しか」


「はい…今回は火星まで行けそうだったんですけどね…」


「あぁ」


「しっかし、なんで今頃厄災級グレウスが……」


「仕方ないですよ。アレは自然災害のようなものですし。気を取り直して、タマシイの処理をしましょう」


「あぁ、また創ればいいか」




「ん?このタマシイ何か変だぞ?なんかソースに『error message 817』って出てるんだけど」


「あれ、『error message 817』存在しましたっけ?」


「記憶によれば無いはずなんだが…ちょっと調べてくる」


「了解です。作業進めときますね」




「なぁ、調べたんだけどなぁ、やっぱり無かった。そのことを上に報告したらさ、そのままのソースで、『世界42628192』に送って経過観察をしろとのこと」


「めんどくさいですねぇ」


「ま、久々の上からの仕事だやるか」


「そうですね。」


「あれ、こいつそのままのソースで送ったら、性別が女になったぞ」


「マジですか」


「なんだかめんどくさそうな仕事な気がしてきました」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る