第141話 天然パーマは矛盾している?

 前回「テンパる」を取り上げたせいで、「テンパ」という言葉の響きが頭に残っていたせいか、 「テンパ」→「天パ」→「天然パーマ」 と連想した次第。


 元々、カールがかかっている髪質の人を「パーマを当てたみたい」に見えることから「天然パーマ」と称することがあります。


 頭髪に薬剤や器具、熱を当てて髪型を固定する「パーマ」は「permanentパーマネント」の略です。意味は「永続する」「永久」。


 文字がずっと消えない油性ペンなどを「permanent marker」と言ったりします。


 英語圏で美容室に行く時、頭にパーマを当ててほしい時は「get a perm」で通じるようです。ここでの発音は「パーム」。


 髪型を「永久に」固定する……頑固なパンチパーマのおばちゃんが、死ぬまで「私、ずっとこの髪型から変えないわ」とパンチパーマを続けるのであれば、それはある意味では間違いではないのかもしれませんが、それにしても「天然パーマ」を日本語に直訳すると「天然永久」とかになるんですね。


 ナチュラルでエターナル? 矛盾しているヘンな言葉。


 エターナルといえば、私、こういう「小説投稿サイト」で使われている「エタる」という用語を知り、どういう意味だろう、と調べたことを思い出します。

 

 作品の途中で、未完のまま中断して更新されず、「永久にエターナル」完結することが無い→エタる、という流れなんですね。


 書き手にとっても読み手にとっても、思い入れのある作品は「エタる」ことが無いようにしたいものです……。


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